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ウィンターシリーズ
2006年05月31日
クライストチャーチに住んでいる方なら
オラナパーク(動物園)、よくご存知だと思います。
さてこの動物園の向かいにあるのが、
NZ National Equestrian centre の
Macleans Island です。(市の中心から空港方面へ車で15分 )
ここでは 馬場馬術を中心に、
いろいろな大会が開かれています。
そしていよいよ今年もウィンターシリーズ
の開幕。
5月6月7月と1ずづつ3回行われます。
別名、ドレッサージュ、トレーニングセッション、
ということで、馬場馬術をする人達が南島中からわんさと集まって
それぞれのレベルに合わせて競い合います。
大きな試合、というわけではありませんが、
誰でも参加できる、身近で大きなイベントといったところでしょうか。
このウインターシリーズでコンディションを整えて、
大きな競技会へ参加する人も多く、
実力のある選手も数多く出場しています。
さて私の大先輩、キャロリンは
ジャンプもするし、遠乗りも好きだけど
本命はドレッサージュ。

今年は愛馬 ジーナ(5歳)に本腰を入れて、
prelimnary のクラスで5月はテストを2つ受けました。
prelimnary 下から2番目のクラス。
順調にいけば毎年ひとつづつクラスが上がっていきます。
ポニーのカテゴリーもあり、
かわいらしい馬とライダーもたくさん参加していました。

クリッピング(毛刈り)
2006年05月24日
動物や鳥には 夏用の毛と(羽)と冬毛があります。
毛が生え変わることを
英語で Molt といいますが、
日本語にはなかなかこれにぴったりあてはまる言葉がないように
思います。
我が家の馬たちもすっかり冬毛になりました。
もちろん冬毛の方が長くて暖かいでのすが、
あごの下、首の下、脚の後ろにウサウサと長くのびた毛は
むさくるしくもあります。
また運動した後、汗をかくと、この長い毛が汗を溜め込み、
いつまでも濡れているので、かえって風邪をひきやすくなります。
ということで、
見た目も手入れもしやすくなるので
乗馬用の馬、とくにショウや競技会に出る馬は冬が近づくと
この冬毛を刈り込みます。
また、このクリッピング(毛刈り)をする人もプロがいて、
お値段もそれぞれです。
去年来ていただいたアンジェラさんは、
ちょっと高めで55ドルでしたが、
そりゃもううっとりするくらい上手に刈ってくれました。
今年はキャロリンの友達のバーバラの紹介で
来てもらったニコラさん。
お友達価格の40ドル。
アンジェラさんよりは劣るものの、
なかなか手早く、上手に刈ってくれました。

クリッピングをすると、お手入れがものすごく
楽になりますが、
やっぱり馬は寒いでようです。
今回クリッピングをしたジーナは
運動しないときはカバーを2枚着ています。
この刈り込みのパターン、いくつかあります。



NZ カバー
2006年05月21日
NZの馬は 夜寝る前、パジャマを着ます。
これはNZカバーと呼ばれるもので、
保温と毛皮の保護、汚れ防止が目的です。
馬の親子はカバーを着けていませんでしたが、
カバーがあると子馬がお乳が飲めないため。
今ごろホリーはティマルで暖かいカバーを着けていることでしょう。
そこで遅ればせながら、
我が家の子馬くんも パジャマデビューをしました。

NZは山間部でない限り、雪が積もることはめったにありません。
一年中、家畜の放牧が可能なため、
馬小屋、羊小屋、牛小屋、というものが、
ほとんど存在しません。
でも大切な馬にはカバーを着けて、
寒さから、また毛皮が汚れないように保護しています。
汚れ防止も目的なので、
夏でも薄手のものを着けます。
首付のものも多いです。

また、寒さに合わせて、2枚以上着ることもあります。
カンバスと呼ばれる、布製のカバーに、キャロリンはせっせと
ウォータープルーフ付けて、使っていましたが、
現在はこのように 人工布が主流です。

もちろん新素材の方が軽くて暖かいのですが・・
ただ カンバスの方が通気性があるので、
日中暑くなったときはカンバスの方が汗をかいても大丈夫とのこと。
そう、このパジャマ、暑いときは脱がせたり、着せたり、けっこう大変。
馬に着せるときの注意事項があります。
まず、カバーをかぶせるとき、
馬はこういった平面の大きなものの動きに敏感なので、
驚かせないように、声をかけつつ、
アイコンタクトをとりながら静かにかぶせましょう。
次に、必ず後ろ足にかける紐を交差させます。
交差させないと、走ったり、砂浴びするとはずれてしまいます。
そして最後に首もとの紐をかけます。
最初に後ろ脚の紐をかけるのがポイント。
脱がせる??ときは逆から、首もとの紐からはずします。
これは安全上の理由です。
どうして??と思われる方は個人的に理由を説明しますので
お便りください。
さて 気になるお値段ですが、
布製のもので、セールなんかだと40ドルくらいから、
首つきで180ドルくらいまで、
新素材のカバーは
140ドルくらいから売られています。
子馬の試練 2 ・・別れ
2006年05月14日
その日は突然やってきました。
お母さんのホリーがティマルに帰る日です。
何度か、子馬だけを連れ出してとお母さんの見えないパドックに入れて
慣れさせてはいましたが・・・
子馬を奪われたお母さん、
ずーと泣いているんです。
ひひーんという馬の鳴き声ではなくて
お腹が痛いときに唸るような低い声。
フェンスに沿って興奮して走り回り、
そのもの哀しい声と様子、涙、涙です。
あんまりホリーが興奮するので、
ホリー出発の朝、
キャロリンは 鎮静剤を朝飼いにまぜてホリーに食べさせました。
最後の一緒の写真。

馬を運ぶトラックにはわりに素直に乗りました。
ホリーは家に帰るのがわかったのかもしれません。

お母さんが突然いなくなった子馬はびっくりして
キャロリンが干草をあげるまでずーと走り回っていました。
お母さんがいなくても大丈夫だよ。
がんばれ!子馬くん。

生まれたばかりのときと較べてこんなにしっかりしてるんだから...

今回は生まれてから5ヶ月だったので、
お母さんはとても興奮しましたが、6ヶ月半をすぎると、
お母さんも子馬にミルクをあげるのが嫌になり?
(お乳を歯で噛む力が強くなるため)
子馬を遠ざけようとするので、通常それほど大変ではないそうです。
ホリーは次の出産の予定があるので、少し早い帰省となりました。
さて、ホリーの代わりのベビーシッターに選ばれたのは、
我が家のホープ、若いハンサムボーイ、スクワート君(サラ 剪馬 3歳)です。
スクワートはレースホースになる予定でしたが、
のんびりした素直な性格で、レースにはむかないと
いうので乗馬用として、去年我が家にやってきました。
今のところまじめにベビーシッターをしております。

ソルトブロックとセレニウム
2006年05月01日
塩がないと人間は生きられません。
たばこと塩の博物館の ドクターソルトによると
塩がないと人間は5-8日間で死んでしまうそうです。
当然馬にも塩はかかせません。
ハードフィード
(カラス麦、大麦、ふすま、切った干草((Chaff)) ドロマイト、 シュガービート などをまぜてつくる人工の餌)
に塩大匙一杯加えて与えることもありますが、
我が家ではもっぱら このソルトブロックを1つのパドック、2-3頭で共有します。
我が家のアイドル子馬くんもぺろぺろ。

雨が降るとこのソルトブロック溶けちゃうので、ちょっともったいないなあ。
と思うこともあります。
運が悪いと2-3週間で解けてなくなってしまいます。
さてもうひとつ、ここクライストチャーチのあるカンタベリーで
かかせないのが セレニウム(selenium)。
なんでもカンタベリーの土地にはない元素だそうで、
人間はいろんなところから輸入したものを食べているので
あまり心配ないけど、 カンタベリーの草しか食べない馬には致命傷だそうです。
セレニアムを摂取しないと 筋肉の病気(White Muscle Disease )になります。
ですが、あげすぎても鬣や尻尾、蹄に悪影響が出るという
悩ましい元素です。
馬には液体になった セレニウムを、週に一度与えます。
セレニウムもハードフィードにまぜて与えるのが一般的。
我が家では食パンにつけて食べさせています。
2-3頭一緒だと、それぞれの餌箱を馬がかわりばんこに味見して
食べていくので、皆が適量のセレニアムを食べたかわからないのと、
たまに セレニウムのかかった餌の部分をピッと地面に捨てることがあり、
食パン方は確実です。
馬に食パンはあまり食べさせない方がいいそうですが、
粒粒のたくさんあるパンはいいのよ~とキャロリンは言っています。

しょっぱい塩の後はやっぱりお水。
馬は1日に最低20リットルは飲むそうです。
クライストチャーチのお水はNZの中でも特別美味しいことで有名です。
投稿者 不二子 : 21:33






