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ダニーデンへ
2008年08月30日
(クライストチャーチに来てまもない頃の話 2)
ダニーデンって寒いんでしょ?
エリさんと2人で、ボトルレイクの森を
馬で歩いているときに聞かれました。
クライストチャーチより南だから
冬は寒そうだけど、
南極大陸に較べたらぜんぜんじゃない??
エリさんは、来年度からオタゴ大学の日本語科に
採用が決まっていたのですが、あまり気が乗らない様子です。
百聞は一見にしかず、
さっそく2人で次の週末に下見に行くことにしました。
以前友人に会いにダニーデンへ行ったときは、
モエラキの丸い岩も、タニーデンにある
世界で一番急な坂も見損ない、
同僚のニール先生から
フッツ
そんなんじゃダニーデンへ行った意味がないねっ。
と、鼻で笑われ、
大変悔しい思いをしていたのです。

丸い岩
エリさんの車はマニュアルなので、
私のオートマ車で金曜日の午後出発しました。
宿泊はラーナックキャッスルにある
厩の2階です。
現在はとてもかわいらしい部屋に改装してあります。

ラーナック城
大学を散策したり、
念願の世界一の坂を駆け上り、
ペンギンやアルバトロスを見て、
夜はパブをはしごしました。

オタゴ大学

世界一急な坂
そして翌日は
デニーデンでのホーストレックです。
インフォメーションセンターで予約をしてもらい
途中でフィッシュアンドチップスを食べ、
丘を2つくらい越えたところにトレッキングの馬が待っていました。
小雨が降ったり止んだり、
風も少し強かったのですが
ガイドの女性と3人で丘を抜け、海岸へ出てずーと奥まで進みました。
気丈なエリさんはすぐに駆歩をして
あっというまにずーっと向こうまで行ってしまいました。
私はガイドさんととことこ速歩で進みます。
海岸は少し風が強かったのですが、
馬も慣れている様子で、楽しくのることができました。
(1時間30分のコースで、1人45ドル)

エリさんとガイド
その夜の夕食はラーナックキャッスルのメインダイニング。
まったく知らない外国人10人と大テーブルを囲み、
3コースの会食。
おしゃべりな外国人に囲まれて、
大変緊張して食事をいただきました。
英会話はもっばらエリさんにお任せ。
いやあ。
大変だった。

ダニーデンのオタゴ半島の馬の親子
投稿者 不二子 : 13:59 | コメント (8) | トラックバック
イギリスから来た女の子
2008年08月28日
だいぶ前のお話。
クライストチャーチに来たばかりの頃・・・
クライストチャーチで海岸をギャロップできる
ホーストレッキングはここです。
パークグローブホーストレッキング
残念ながら、今はもうありません。
はじめてここに来たのは、
ポリテクのアクティビティに、生徒でもないのに,
紛れて参加した時です。
*ポリテク 大学より実践的な内容を重視する高等教育機関
学士号を取得できるコースから語学教育などそ幅広い分野を受講できる。
私が日本人で、乗馬が大好き、と知った
オーナーのニックが、
イギリスから来た日本の女の子が毎週来るんだけど、
よかったら紹介しましょう。
と親切に声をかけてくれました。
イギリスから来た日本の女の子・・・
うーん なんだか気が強そう。
ちょっと怖いなあ。
と腰が引けたのですが
一緒に馬に乗る友達が欲しかった私は
この謎の少女、エリさんに何度か電話をかけ、
一緒にパークグローブの馬を借りて
乗る約束をしました。
エリさんはイギリスで育ち、イギリスの大学と大学院を卒業した才媛、
クライストチャーチではカンタベリー大学で、日本語の講師をしていました。
気取らない関西弁で、お料理がとっても上手なエリさん。
お互い馬が大好きで、すぐに打ち解けて
仲良くなりました。
それからは
毎週日曜日はパークグローブで馬を借りて
2人で海や森の中を散歩しました。
ニューブライトンのピアが見えるぐらいまでずーと
海岸を歩いたこともあるし、
生まれて初めて海岸をギャロップをしたのも
エリさんと一緒でした。
そういえば一度、
森を抜けて海岸に出ると、
素っ裸の男性が独り寝そべっていてびっくり。
エリさんの馬のスニップがこのヌーディストになぜだか
好奇心一杯で、近づいていきました。
エリさんもこのときばかりは
恥ずかしいじゃない~
と馬を怒っていました。
参考までに・・・
馬のレンタル料金(2003年)
1時間で30ドル、1時間30分で45ドル
投稿者 不二子 : 13:57 | コメント (11) | トラックバック
mud fever
2008年08月17日
![]()
オリンピックに関係なく もっしゃもっしゃと霜の降りた草を食べるペギー
ご無沙汰しています。
オリンピックもいよいよ終盤。
一生懸命見ていたのは最初の2日間くらい。
飽きっぽいのか、スポーツに興味がないのか・・・
それに我が家は、オリンピック放送権を持っている
チャンネルワンの 受信が悪いのも理由のひとつ。
オリンピック初日、そんなことは忘れてTVの前で
本を読んでいると
(遊びにきている甥っ子の読書感想文の宿題の日本語の本を読んでました)
まず ギル(下宿先のお父さん)がやってきて
おい、ゲーム見てるか?
そうだった、オリンピック見なくっちゃ。
TVをつけると
なんと、チャンネルワン、ぜんぜん映らないことに
改めて気づきました。
2人ともちょっとがっかり。
キャロリンなんて
オリンピックの馬競技の放映スケジュールをコピーしたものを
にぎりしめて、
初日の午前中はさっそく総合の馬場馬術があるのよ~
と TVの前にやってきましたが、
うちってチャンネルワン 映らないのよ。うふん。
と教えてあげると
これまたうなだれて退散していきました。
我が家はこのようになんか抜けてます。
ところが 救世主が登場しました。
,
新しい下宿人の
アランさんです。
彼は、何かと器用、
ファームの重機や柵なんかも
チョイチョイと直してくれる重宝人です。
さっそくオリンピック初日の土曜日の午後、
アランさんと、ギルが屋根に上り、
なんとかオリンピックが見られるように、
いろいろアンテナを調整してくれたのだけど・・・
残念ながら反応なし。
実はアランさんはいろんな物持ち。
アランさんが持ってきたコンテイナーには、不思議な物がたくさん入っているし、
アランさんのお部屋には、宝物のような最新機器がいろいろ置いてあります。
(最新のコンピューター、カメラ、オーディオ機器など)
そして最新の大きい長方形の液晶TVも持っています。
これをお借りして、
居間に取り付けて見ると、
とってもクリアにチャンネルワンが受信できました。
アンテナではなくて、古いTVの問題だったのね。
とりあえずオリンピックが綺麗に、しかも大画面で見ることができて
とっても嬉しい ギルと私、
キャロリンにもこの大画面の感動を見せたくて
オリンピックが見られるよ~
と叫んで
キャロリンを呼んでみたのですが、忙しいキャロリンは
なかなか居間に来てくれません。
そこで、
キャロリーン
マークトッドが出てるよ~
おっつ
マークトッドが馬から転げおちたぞ!!
と叫ぶと、やっと重い腰を上げてやってきました。
アランさんの大画面TVを見て
あらすごい!!
でも、ほんとに馬術競技放映していたの?
と疑い深い目で見てすぐにどこかへ行ってしまいました。
アランさんのおかげで、初日は入場行進から、綺麗な花火まで
繰り返し大画面で見ることができました。
肝心のマークトッドの競技は、
馬に乗っていて私もキャロリンも見損なってしまいました。
そして、アランさんがTVに近寄るたびに、
アランさん、TVを自分の部屋に持って帰っちゃうのかしら・・・
と少しドキドキしながら過ごした初日でした。
興奮した初日から、1週間過ぎ、
日本もNZも順調に、金メダルを獲得しているようでなによりです。
肝心の乗馬はNZはいまひとつだったので
私もすっかり忘れていたのですが、
ベンさんがコメントで書いてくれた通り、総合で5位ならまずまずだと思います。
前置きが長くなりましたが、
今回は マッドフィーバーについて簡単に説明します。
日本では、冬になると、馬の脚、
とくに繋ぎの部分に、ケイクン(あかぎれ)ができやすくなるので、
脚を洗ったあとは、よくタオルで拭いて、
乾かすように注意を受けました。
NZで、放牧している普通の馬は
脚を水で洗うことはほとんどないので
この あかぎれ、ケイクンについてはあまり聞いたことがありません。
そのかわり、
大変似た症状ですが
マッドフィーバーという皮膚の病気があります。
濡れた土の中に住む、バクテリアとカビの中間種のような
Dermatophilous congolensis
というのが、馬の皮膚に住み着いて
感染していきます。
主に、馬の脚の蹄の上の つなぎ の部分と、
その上の部分に感染しやすく、
また、白い脚の馬の方が感染しやすいそうです。
この部分に最初、かさぶたのようなものができます。
ひどくなると、脚の下の部分が腫れたり、
また、レイム、脚を引きずって歩くようになります。
このかさぶたをなるべく取って、塗り薬をつけますが
この部分を触ると痛いので、馬は嫌がります。
重症でなければ、治療しながら、
馬に乗ることはできます。
ですが、原因になった泥のあるパドックや
水たまりに、馬が行かないように注意する必要があります。
以前、脚の白いスクワートが
脚をすりむいた後、マッドフィーバになり
いまだ完治していません。(1年半以上前です)
また、オタフナの馬も今年、
何頭もマッドフィーバーになってしまいました。
干草をあげる場所が水たまりになっていて
嫌な感じだなあ、と心配していたのですが、
もっとはやく気づいてあげればよかったです。
愛馬のペギーは
脚が黒いのと、
最近、水たまりを避けることができる丘に放牧しているので、
今のところ大丈夫です。
(そのかわりペギーはほとんど仕事をしていません)
投稿者 不二子 : 00:16 | コメント (10) | トラックバック
マーク トッド Mark Todd
2008年08月01日
まもなく北京オリンピックです。
NZは 人口400万人と少しの小さな国なので
メダルが取れることはめったにありません。
たしか前回のアテネでも・・・
なんと3つもらっていました。
スカル競艇 女子ダブル (双子のとってもかわいい選手)
Georgina Evers-Swindell and Caroline Evers-Swindell, rowing, women’s double sculls
自転車 女子3000M
Sarah Ulmer, cycling, women’s 3000 m individual pursuit, world record time
トライアスロン 男子
Hamish Carter, triathlon, men's triathlon.
横浜市と同じくらいの人口で、
3つも金メダルなんて
NZがいかにスポーツ王国かご理解いただけると思います。
少し前の話ですが
個人総合馬術競技では
このマ-クトッドが
1984年のロサンジェルス、1988年のソウルオリンピックで
続けて金メダルをとっています。
この両オリンピック金メダル馬、
カリスマは
15.2hh(体高約152cm)(かなり小さい馬です)
(16hh という説もあり)
サラブレッド (16分の1ペニシュロンPercheron)
当時12歳 16歳 享年30歳
伝説の名馬です。
NZ人の特性として
倹約家
というのがありますが
(イギリスから移民してきた当初、本国から遠く離れた島国では
物がいつも不足していたことから物を大切にする習慣があるそうです)
マークトッドもこれにもれず
彼は、馬を買うのにあまりお金をつかわなかったそうです。
マークトッドほど、馬を買うのにお金をかけない男はいない。
1986年の結婚式にハロッズで買った
花嫁のウエディングドレスに初めて大金を使った。
という証言がありますので
カリスマも買ったときも大金を使わなかったようです。
けちんぼ というわけではなくて、
馬の才能を独自に見抜き、
それを育てる特別な才能があるのだと思います。
そんなマークトッド
たしか10年くらい前に
日本に来て、公開レッスンをしたことがあります。
私はそれを人づてに聞いて、
ゴールドメダリストにレッスンを受けるより、
ゴールドメダリストを育てたコーチに
レッスンを受けたいわ。
と嘯いたものですが、
このトッドを育てたコーチの話を聞いたことがないので
自分で馬を育て、乗ってきた人なのかもしれません。
往年のゴールドメダリスト
マークトッド
2000年のシドニーオリピックで引退したと思っていたのですが、
北京オリンピックに復活宣言。
それも出場の意思を発表したのは2008年の年が明けた1月。
オリンピック用に10歳の白馬、ガンドルフを買い、
競技に参加しはじめ、
5月19日のフランスでの国際試合の6位入賞で
オリンピック出場権を手に入れました。
過去の人だと思っていた有名人の復活。
活躍するのかしないのか、
8月9日からの競技に目が離せません。






