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モリー
2009年04月24日
この日が来るのはわかっていたけど
こんなに早くくるなんて・・・
学校がはじまった、最初の金曜日に
後肢で、ほぼ垂直に立ち上がった
荒馬モリー
ついにモリーに乗る日が来てしまいました。
モンローのときに大騒ぎして、
先生や、皆さんに心配をかけているので
今回は、冷静に対応することにしました。
先生に相談はしませんでしたが、
モリーに上手に乗っていた生徒さんたちに緊急インタビュー
まずは、
ヨーロッパから来た
優等生のイザベルに聞きました。
イザベルは、背が高く、ほっそりしていて、
大きなモリーに乗ってる姿はほれぼれとします。
ねえねえ イザベル、
モリーってどんなかんじ??
モリーってとってもゴージャスよ。
私大好き!
うーんそれはそうなんだろうけど、
でもそうじゃな~い!!のよ。
イザベルでは話にならん・・・
と、次に、ちょっとお調子者で
昨日も若駒に疾走されながら
へっちゃらよ~
と笑い飛ばしていた
オりビアちゃんにインタビュー
ここはひとつ彼女をおだてて、
ねえ、オリビア、
あなたって、ほんとうに上手に馬に乗るって
いつも感心してるのよ。
あら、そう?うふん。
そこで聞きたいんだけど
どうやって、いつも上手にモリーに乗るのか教えてくれない?
モリーは柔らかい拳で乗るのよ。
少しでも強くなると首を振るから・・・
(つまり、拳が強いと怒って立ち上がるということ???)
柔らかい拳、ああ、これって私の永遠のテーマかも。
強い拳がどれほど、馬にとって嫌なことかは
よくわかっているつもり。
これを気にしていると
どんどん手綱が長くなって
いざというとき、コントロールできなくなります。
柔らかいコンタクト、でも決して、コンタクトをはずしてはいけない
という命題。
これがけっこう難しいんです。
最近は、柔らかい拳を意識しすぎて、
前傾、背中をやや丸めて乗るようになってしまいました。
この姿勢で、馬に強く出られると
バランスが前に傾き、そのまま落馬ということになります。
姿勢をただして乗ると
強い拳になるしなあ。
一番の問題は、馬が勝手にどんどんスピードを上げるときです。
とめようとして、手綱を引くと、拳が強くなります。
やわらかい拳で手綱を抑えようとすると
どうしても、身体が前傾してしまいます。
モリーに乗っている私を心配そうに見守っている
先生にさっそくこの問題を質問すると・・
美人で優しいアシュレイ先生、
ドイツ人の厳しいニコレッタ先生、
まったく同じ答えでした。
馬のスピードがはやくなる。
身体をおこす。
身体をおこすときに(手綱を少しひくことになる)
同時に脚で、馬を押すと、馬が後肢を踏み込み、
馬の身体が丸まり、その結果、手綱をひかずに馬の
スピードもおちる。
より、馬をコントロールできる。
うーん。
きっとそうなんだと思う。
でも、スピードを落としたいのに
脚で馬を押す。
というのが、私にはどうしてもできません。
悩ましいなあ。
さて、はみに敏感なモリーの対処方ですが、
軽速歩で、
乗り手がたちあがったり座ったりするとき、
どうしても拳の位置がぶれます。
そこでこの拳を、鞍の3cm上から動かないように
やや低めに意識して乗ることにしました。
とりあえす、これで、通常の運動は
モリーを怒らせることなくクリア。
駈歩運動は
モリーはゆったりとした駈歩なので
それほど問題ありませんでした。
そこで、ニコレッタ先生に
400Mトラックで駈歩をしてもいいかと聞くと、
え??
してみたい??
そう??
うーん、じゃあ、一緒にしてみようか。
結果・・・
モリー、
輪乗りの駈歩とは全然違うんです。
サラブレッドなのでトラックだと張り切っちゃうのかなあ。
びゅんびゅん、ふわり、
と前脚があがるんです。
その瞬間、えい、と座りなおして
押さえたつもりだったんですが、
背中が後ろに傾いたぶんだけ
拳があがってしまいました。
こんなことを2,3回繰り返し
ニコレッタ先生から、
速歩にして、駈歩やめ~
という指示のもと、
モリーでトラックを駆け抜ける夢は
もうすこしお預け、となりました。
投稿者 不二子 : 22:32 | コメント (3) | トラックバック
ステーションブレッド Stationbred
2009年04月18日
学校生活も大分慣れてきました。
丘の生活から、いきなり学校に連れてこられた
ペギーも、
毎日楽しく暮している様子です。
美味しい食べ物がたくさんあれば、幸せになれるタイプ。
ペギーったら 単純な娘だわん。
ペギーの入学試験以来、
3週間ほど、私はペギーに乗っていなかったのですが、
ついに、対面、 授業でペギーに乗る日がやってきました!!
以前、銜(はみ)なしで乗っていたときは
速歩で、馬場の角を曲がるのさえ嫌がっていたペギーちゃん。
はみをつけたら
あら不思議、
ちゃんということを聞くではありませんか。
もう、ぷんぷん!!
背中が痛いから、曲がれないのか、
古傷が痛むのか 云々かんぬんと心配したじゃないの。
それでも狭い馬場で曲がることに慣れていない
ペギーは、
かわゆく、ちょっと、反抗して
首をあらぬ方向に曲げてみたり、
ぐいっつと手綱をひっぱったりしてみせますが、
百戦練磨のお不二さんを 甘くみたらいかんのだよ。
(大人しい馬だと、かなり強気に出るライダー)
そんなかわいい反抗なぞ 軽くかわしてみせました。
ペギーは細いし(お腹はメタボだけど)、小さいので(体高150cm)
あんまりパワーがありません。
丘を登ったり、降りたりするのがやっとなのよね~。
ふんふん。
調子よく乗っていて気づいたのですが、
ペギーは口も背中も柔らかく、
素直で軽やかなアシドリ、
乗っていて、ものすごく楽しいんです。
軽やかな乗り心地、とでもいうのでしょうか・・・
高級クーペにでも乗っているような気分です。
厳しいドイツ人のニコレッタ先生が以前、
ペギー、と~ってもいいわよ~
と褒めてくださったのは
このことだったのね。
さて、以前は馬場で、速歩さえ、おもうようにしてくれなかった
ペギーちゃん。
駈歩はどうでしょうか。
速歩から、駈歩の指示を出すと、
まず、ものすごく、嫌そうな顔をしました。
ふん、ちみがおこっても
私はぜんぜん怖くないもんね。
ウリウリウリ
脚の指示に従順なペギー。
背中を伸ばして座りなおし、外方の脚をぐいぐい入れると
スッと
駈歩が出ました。
実はペギーに乗って駆歩の指示を出すのは、初めてです。
(トレッキング中は前の馬について自動で駈歩をしていました)
やや突っ走るような駈歩ですが
こんなに素直に、速歩から駈歩に移行するなんて・・・
もう、大感激!!!
コーナーごとに止まろうと試みるペギーを
押して押して押しまくりました。
ところが、他の馬が待っている場所で、
ストン と駈歩をやめ、
まるで、ウエスタンの馬のように脚をふんばって
とまってしまいます。
押しても蹴っても動きません。
なんだなんだ???
2度目も同じです。
少し休んで逆周りに挑戦しました。
今度は短鞭を持ちました。
突っ走るような駈歩をはじめました。
美人のアシュレイ先生の
ペギー、
ものすごく怒ってる顔して走ってるわよ~
とおもしろがっているコメントが聞こえます。
前回止まってしまった場所で
鞭をぶんぶん振り回しながら
坐骨でむぎゅむぎゅ押すと・・・・
止まらず、駈歩にて通過。
ペギーちゃん、がんばればできるんじゃない。
お願いだから、そんなに怖い顔しないでよ。
さてさて、
前置きが大変長くなりましたが
今回は、 ステーションブレッドのお話。
ステーションブレッドはNZの馬の品種です。
ペギーも、ステーションブレッドです。
馬の品種、というより、もう少しおおまかで、
馬のタイプ、といった方がいいかもしれません。
ニュージーランド、南島の、大きな牧場(ステーション)が、
仕事に役立つ用に改良して作った馬です。
通常、サラブレッドに、クライズデール、または、シャイヤーを掛け合わせて
います。
早い話が、ミックスなんですね。
いちよう カテゴリーは
ウォームブラッドなんだけど、
ヨーロッパの美しいウォームブラッドに比べると
なんだか、実用性はあるけど、優美さには欠けるかな~
というかんじです。
ペギーはお母さんがサラブレッドで、
お父さんがステーションブレッド(クライズデール系)
この場合、純粋なステーションブレッドではないように思いますが
でも、ミックスなので、ステーションブレッド、ということになります。
手綱と銜(ハミ)を新調したペギー
最後の仕上げは 蹄鉄です。
ペギーのひづめは、脆いとずっと思っていたのですが
(オタフナではすぐにひづめがぼろぼろになっていた)
学校に来てからは、わりに綺麗に保っていました。
ただ、硬い地面のパドックで、障害の練習もすることになるので
装蹄をした方がいいだろうということになり、
カンタベリーで一番腕のいい、
といわれる
学校ご用達のスチュワートさんに、
蹄鉄を打ってもらい、装蹄してもらいました。
さすが、カンタベリーナンバーワン
あざやかな手つきで次々仕上げていきます。
こんな上手な人に装蹄してもらうなんて
ペギーはなんて幸せな奴なんだろう。
スチュワートさん曰く、
ペギーはなかなかいい娘だね~
右前脚が Club Foot (クラブフット)で、
片方のかかとがちょっと低いみたいだから
オレの冴える腕で調整しておいたぜ
だそうです。
Club Foot・・・
ちょうど、学校で習ったばかり!
ある特殊なひづめの形のことで、
結構、奥の深い問題を抱えています。
ああ、また悩みが増えてしまいました。
投稿者 不二子 : 10:26 | コメント (8) | トラックバック
モンロー
2009年04月11日
![]()
銜がどのくらい、強く感じられるかの実践
真ん中が、ニコレッタ先生
午前の授業は馬の運動騎乗です。
最初に2つのグループに分かれました。
Aグループ
3歳から馬に乗ってま~す。
お父さんはレースの馬主で~す。
毎週末はイベンティング(総合競技)に参加しま~す。
というツワモノそろい。
Bグループ
頭絡がつけられません。
馬に乗るのに踏み台を使っても5分かかります。
腹帯は自分で締められません。
という、どちらかというと素人さん。
馬歴○年を誇る私ですが、
3歳からのチームに入るのには
ちっと無理があり、
Bグループに入れてもらいました。
AB分かれて騎乗することもありますが、
一緒に練習するときもあります。
一緒に乗るときは
約400Mのトラックを
2列になって、ひたすら軽速歩。
ぐるぐるぐる周ります。
単純ですが、
隣の馬が、けん制しあって、
興奮しはじめたり、
また、前の馬との距離を一定に保つのも、
けっこう大変です。
そして、2列はくずせないので、
横の人、パートナーとの協力もかかせません。
単純だけど、
結構技量が必要で、
しかも 馬は多大な運動量をこなす、
という 理想的な調教運動。
さて、Aグループは ツワモノそろいなだけあって、
毎回、むずかしそうな馬が割り当てられます。
Bグループは、安全第一、大人しめの馬。
最初の金曜日、 Aグループのモリーという馬が
後脚でほぼ垂直に立ち上がりました。
Aグループでもトップライダーのアッシュが乗っていたのですが
さすが、トップライダー
立ち上がっても落ちなかったのですが、
その後、馬が転び、アッシュも投げ出されてしまいました。
人馬とも怪我なく、
その後、この荒馬モリーは
厳しいニコレッタ先生が乗り代わり
わりに大人しくしていました。
この日はこれで、無事すみましたが、
その次の週、
Aグループの馬はやたら、跳ね上がったり
つっぱしったり・・・・
Aグループさんは大変ね~
と傍目でのんびり見物を決め込んでいたのですが
その週の金曜日。
美人で優しいアシュレイ先生がにっこりと、
今日は不二子は モンロー ね。
え?
ちょっとまって???
モンロー
って、 Aグループの馬じゃなかったっけ???
立ち上がったモリー ほどじゃないけど
しょっちゅう問題を起こして
Aグループでも手を焼いていた馬・・・・
聞き間違いかも。
と割り当て表を見に行くと
やっぱり、私は モンロー
うーん 困った。
たしかに、馬歴は長いけど
私は怖がりで、安全な馬指向。
先日、自馬2頭所有、イベンティング選手の卵のメラニーが
モンローに乗っていて、なみだ目になっていた記憶も、
あざやかによみがえります。
あの~
ニコレッタ先生、
私モンローに乗る自信、全然ないんですけど・・・
なんですって(キラっ)・・・目が光りました。
私が決めたのよ。
大丈夫です。
あなたなら乗れます!!
いやあ、信頼してくれるのは
嬉しいけど、どうかなあ。
・・・・まあ、無理だったら、
来週は違う馬に乗りなさい。
なんだ、信頼してくれてるわけじゃないのね。
とりあえず、
今までモンローに上手に乗っていた人たちから
どうやってモンローに乗るのか
緊急インタヴューをしました。
歩くときは手綱とのコンタクトがないと
よれるわよ。
銜受けなんかは忘れて
馬なりに乗って
よく褒めてあげるのが大切!
と、まあ、まちまちな意見。
ニコレッタ先生に聞くと
コンタクトと柔らかい拳の中間かしらね。
大丈夫!
乗ってるうちに感覚がつかめるから。
少し、後ろ脚を蹴り上げることがあるけど
背骨が硬いから、大きく蹴り上げたりしないのよ。
そこは安心ね。
なにが安心なんだ~
蹴り上げる馬なんか乗ったことないぞ~
私はやや前傾ぎみで乗ります。
蹴り上げる馬には、
身体をおこして(やや後傾)バランスをとらなくてはいけないので
私には とても難しい・・・・・・
不安はつのるばかり・・・
ところが蓋をあけると、
この日 モンローはめちゃくちゃいいこでした。
金曜日ということで
月曜から木曜日まで、いい具合に運動していて疲れていたのかな。
噂によると、モンローは機嫌のいい日と悪い日の落差が激しいそうです。
だれでも金曜日はいい気分ですね。
モンローに無事のることができて、
私もちょっといい気分。
でも来週、もっと難しい馬が割り当てられたらどうしよう・・・
とそれは、それで、
心配の種がつきないのでした。
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私の金曜日を不安に陥れたモンロー
モンローは空気を飲み込む癖(グイッポ)があります
投稿者 不二子 : 20:56 | コメント (4) | トラックバック
体温計は離さない
2009年04月04日
学校が始まりました。
午前 馬の調教を兼ねた運動騎乗。
午後 馬についての机上授業。
3時から15分休憩した後、
馬をパドックに戻し、
ヤード
(馬のつなぎ場、馬を1頭ずつ放して置く場所 またここで馬装もする)
パドック、
アリーナ(練習馬場)、
タックルーム(馬具置き場)
洗い場
等など、手分けをして掃除をし
4時 下校。
これが 月曜日から金曜日までの日程です。
同じ校内に、
シェフとホスピタリティーのコースがあります。
初日は、なんと、彼らから、
バリスタのカプチーノ、ラテ、ホットチョコレートなどの好きな飲み物と、
マフィンとスコーンのデリバリサービスがありました。
なんて幸せ。
ああ、この学校に入学して良かった。
と にこにこしていると、
ドイツ人の厳しい先生ニコレッタから
あなたたちよかったわね~
But, it is going to be never ever happened again !
(こんないいことは、もう二度と、起きないのよ)
あら、そう、ちょっとがっかり。
なにも ネバエバ なんて念を押さなくても いいんじゃなあい?
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授業風景(ペニシリン注射)
厳しいニコレッタ先生と
イギリスから来た博士号を持つ才媛のアシュリー先生
カフェサービスの他に、
水曜日と木曜日は 模擬レストランがオープンし、
彼らの特訓の成果を安い料金で味わうこともできます。
ああ、ペギーじゃないけど
やっぱりこの学校にして良かったわん。
ある日の午後の授業で、
健康な馬の体温 心拍数 呼吸数、
というのを習いました。
体温 (Temperature) 37.0 -38.5℃
心拍数 (Pulse) 26-40 (1分)
呼吸数 (Respiration) 8-15 (1分)
早速、ずらりと並んだ馬から マナーのいい馬を選んで
測っていきました。
心拍数は聴診器で測ったのですが、なかなかわかりません。
一番わかりやすいのは 尻尾の裏側の付根から10cmくらい
下がったところです。
指で触って、ぴくぴく動くところを見つけ、15秒で測り、4倍します。
さて、体温。
これは人間用のものを、お尻の穴に入れて測ります。
愛馬ペギーちゃんの体温はどんなもんかしらんと
おしりにぶすり、と挿すと・・・
なんとペギーちゃん、
体温計をどんどん吸い込んでいくではありませんか!
みなさんから、
(体温計)はなしちゃだめよ!
しっかり持つのよ!
と応援され、なんとかもちこたえました。
ペギー、体温計は初めてだったのか、
じっとしておらず、 時間切れで測ることができませんでした。
その上、勝手にペギーの体温を測ろうとしたのが
先生にばれて
厳重に注意されました。






