ニュージーランドの馬と馬にかかわる人についての見聞録

NZ馬・物語り

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テーマ/タイトル:
NZ馬・物語り

投稿者:
不二子

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NZに来て4年。いろんな人からさまざまな馬との暮らしや接し方を教えてもらいました。現在、クライストチャーチの郊外、広い庭に乗馬用の馬を数頭飼うごく普通のNZの家庭に下宿しています。

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2009年04月24日

モリー

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栗毛の馬がモリー

この日が来るのはわかっていたけど
こんなに早くくるなんて・・・

学校がはじまった、最初の金曜日に
後肢で、ほぼ垂直に立ち上がった
荒馬モリー

ついにモリーに乗る日が来てしまいました。

モンローのときに大騒ぎして、
先生や、皆さんに心配をかけているので
今回は、冷静に対応することにしました。

先生に相談はしませんでしたが、
モリーに上手に乗っていた生徒さんたちに緊急インタビュー

まずは、
ヨーロッパから来た
優等生のイザベルに聞きました。

イザベルは、背が高く、ほっそりしていて、
大きなモリーに乗ってる姿はほれぼれとします。

ねえねえ イザベル、
モリーってどんなかんじ??

モリーってとってもゴージャスよ。
私大好き!


うーんそれはそうなんだろうけど、
でもそうじゃな~い!!のよ。

イザベルでは話にならん・・・
と、次に、ちょっとお調子者で
昨日も若駒に疾走されながら

へっちゃらよ~

と笑い飛ばしていた
オりビアちゃんにインタビュー

DSCF1707.jpg
いつもアドバイスをしてくれるオリビア

ここはひとつ彼女をおだてて、

ねえ、オリビア、
あなたって、ほんとうに上手に馬に乗るって
いつも感心してるのよ。

あら、そう?うふん。

そこで聞きたいんだけど
どうやって、いつも上手にモリーに乗るのか教えてくれない?


モリーは柔らかい拳で乗るのよ。
少しでも強くなると首を振るから・・・

(つまり、拳が強いと怒って立ち上がるということ???)

柔らかい拳、ああ、これって私の永遠のテーマかも。
強い拳がどれほど、馬にとって嫌なことかは
よくわかっているつもり。

これを気にしていると
どんどん手綱が長くなって
いざというとき、コントロールできなくなります。

柔らかいコンタクト、でも決して、コンタクトをはずしてはいけない
という命題。

これがけっこう難しいんです。

最近は、柔らかい拳を意識しすぎて、
前傾、背中をやや丸めて乗るようになってしまいました。

この姿勢で、馬に強く出られると
バランスが前に傾き、そのまま落馬ということになります。

姿勢をただして乗ると
強い拳になるしなあ。


一番の問題は、馬が勝手にどんどんスピードを上げるときです。
とめようとして、手綱を引くと、拳が強くなります。

やわらかい拳で手綱を抑えようとすると
どうしても、身体が前傾してしまいます。


モリーに乗っている私を心配そうに見守っている
先生にさっそくこの問題を質問すると・・

美人で優しいアシュレイ先生、
ドイツ人の厳しいニコレッタ先生、
まったく同じ答えでした。


馬のスピードがはやくなる。

身体をおこす。

身体をおこすときに(手綱を少しひくことになる)
同時に脚で、馬を押すと、馬が後肢を踏み込み、
馬の身体が丸まり、その結果、手綱をひかずに馬の
スピードもおちる。
より、馬をコントロールできる。


うーん。
きっとそうなんだと思う。
でも、スピードを落としたいのに
脚で馬を押す。

というのが、私にはどうしてもできません。


悩ましいなあ。

さて、はみに敏感なモリーの対処方ですが、
軽速歩で、
乗り手がたちあがったり座ったりするとき、
どうしても拳の位置がぶれます。

そこでこの拳を、鞍の3cm上から動かないように
やや低めに意識して乗ることにしました。

とりあえす、これで、通常の運動は
モリーを怒らせることなくクリア。

駈歩運動は
モリーはゆったりとした駈歩なので
それほど問題ありませんでした。

そこで、ニコレッタ先生に
400Mトラックで駈歩をしてもいいかと聞くと、

え??
してみたい??
そう??
うーん、じゃあ、一緒にしてみようか。

結果・・・

モリー
輪乗りの駈歩とは全然違うんです。
サラブレッドなのでトラックだと張り切っちゃうのかなあ。

びゅんびゅん、ふわり、

と前脚があがるんです。

その瞬間、えい、と座りなおして
押さえたつもりだったんですが、
背中が後ろに傾いたぶんだけ
拳があがってしまいました。

こんなことを2,3回繰り返し
ニコレッタ先生から、

速歩にして、駈歩やめ~

という指示のもと、
モリーでトラックを駆け抜ける夢は
もうすこしお預け、となりました。

投稿者 不二子 : 2009年04月24日 22:32

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