ニュージーランドの馬と馬にかかわる人についての見聞録

NZ馬・物語り

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テーマ/タイトル:
NZ馬・物語り

投稿者:
不二子

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NZに来て4年。いろんな人からさまざまな馬との暮らしや接し方を教えてもらいました。現在、クライストチャーチの郊外、広い庭に乗馬用の馬を数頭飼うごく普通のNZの家庭に下宿しています。

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2009年05月09日

バムストップ

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バムストップ
前の馬のお尻がじゃまで、これ以上スピードを出すことができません。


雨、雨、雨、
ある日突然晴れました。

わーい久しぶり(3日ぶり)に馬に乗れる!
うれしいな~
割り当てはどの馬かしらん♪

モリー


DSCF1754.jpg
モリーはサラ、牝馬、栗毛 

うへえ

うきうきした気分が吹き飛んでしまいました。

久しぶり=馬は大ハッスル

なんだか一荒れきそう。

いまひとつコントロールしきれない馬に乗るときは
バムストップというのがもれなくついてきます。

バムストップ=お尻止め=蹴らない馬が前を先導してくれること
(たぶん bottom stopのこと)


スピードをコントロールしきれなくても
前の馬のお尻に
乗っている馬(この場合モリー)の鼻面をつけて
なんとか スピードをコントロールします。

以前、調子に乗って美人のアシュレー先生の馬の
お尻にモリーの鼻面をびっちりつけて乗っていたら


不二子!
少しは自分でコントロールしなさい!!

とおこられてしまいました。


先生が、何かあったら バムストップにしていいからね。
て言ってくれたのに・・・

イギリス人は本音と建前があるのかなあ。

いえ、努力しなかった私が悪いんです。

この日もバムストップのおかげで、
なんとかモリーを乗り過ごしたのですが、
モリーの何が嫌かというと
立ち上がる(rearing )のも嫌だけど
トラックから、ヤードへ帰える道々

右へ ほいっつ
左へ ほいっつ

と餌の時間になるのが嬉しくって跳ねたり
横飛びしたりするんですね。

少しでも、モリーを疲れさせて
帰り道跳ねないようにしたいと、
休憩する瞬も惜しんで
せっせとモリーと運動したのだけど
ぜんぜんその甲斐もなく・・・・

乙女心をちっとも理解してくれない
モリーちゃんです。

帰り道、ものすごく 嫌だったのですが
担当は 厳しいニコレッタ先生。

口が裂けても

下馬して帰ってもいいですか。

なんて言えません。

あきらめました。

えーい。
どうにでもなりやがれい!!

と開き直って乗っていたら、
あらふしぎ、

モリー
じたばた首をふりつつ
跳ね上がっても、横っ飛びしても
平然と乗りこなすことができました。

思ったよりたいしたことなかったのかしらん。

ぜんぜんへっちゃらよ。
というふりをして なんとか帰り着きました。

下馬したとき
ちょっと脚が震えてたけど、誰にも気づかれなかったことでしょう。

そして、モリーにアカンベーをして、

ふんっつ
私を振り落とそうとしたって
そうはいかないんだからっ
勝ったもんね(この日限定)

と英語で言ってみました。

翌日・・・

アリーナでモリーの割り当て。

アリーナなら、帰り道がないので
モリーでも楽勝!

と思ったのですが、
とんでもありませんでした。

ニコレッタ先生が心配して、
バムストップの馬をつけてくれたのですが、
狭い馬場で7頭、
押すな引くなでわいわいともめ、

順番が狂って
蹴り上げる馬が前にきたり
後ろで跳ね上がってる馬にそそのかされて
モリーも興奮してくるではありませんか。

前日のトラック運動より 100倍疲れてしまいました。

この日は、ドレッサージュのヘレン先生が出張で教えてくれたのですが

ヘレン先生より

ドレッサージュというのは馬を調教する(train )という意味 
でも今日は、
モリーがあなたを調教していたわよ。

とほほ・・・
その通りでございます。

本日、モリーの勝ち。

さて、
私はいつも、
木曜日の午後と週末、キャロリンの家で
馬に乗らせてもらっています。

学校が終わってから、キャロリンの家に行くと
だいたい5時過ぎ、
そして、キャロリンが仕事からもどるのが
5時半、ということで
馬に乗る頃にはすっかり日が暮れています。


今日は月明かりが綺麗ね~

キャロリンは暗くてもちっとも気にしないんですね。
最近イギリスから帰国した
凄腕の エイミーも気にしないタイプ。

2人ともどっしりた(パワフルな)若駒に乗り、
雨の後で滑る地面も気にせず、
暗闇の中、
ビュンビュン駈歩をしていました。

同じ人類とは思えません。

投稿者 不二子 : 2009年05月09日 11:22

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