ニュージーランドの馬と馬にかかわる人についての見聞録

NZ馬・物語り

Blog About NZ

ニュージーランドに住んでいるブロガー仲間が集まり、NZから生の情報発信をコンセプトに、 得意テーマ別にブロッギングする、新しいスタイルのブログマガジン。

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テーマ/タイトル:
NZ馬・物語り

投稿者:
不二子

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NZに来て4年。いろんな人からさまざまな馬との暮らしや接し方を教えてもらいました。現在、クライストチャーチの郊外、広い庭に乗馬用の馬を数頭飼うごく普通のNZの家庭に下宿しています。

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私のサイトではないのですが、ニュージーランドでがんばっている友人の馬に関するサイトです。こちらも一度お立ち寄りください。

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ポロポニー

2009年07月28日

今週は学校がお休み。
ニコレッタ先生に紹介してもらった
ポロポニーのお世話にせっせと通っています。

DSCF2917.jpg


フェンスバーボンはポロポニー

冬の間は広い清潔なパドックで
のんびり草を食べて暮しています。
(休養のみ)


1日一度、高級ハードフィード
(人工の餌)と、干草4束の差し入れつき。

いい暮らししてるなあ。

オーナーが留守の間、
餌を調合して、パドックの柵を約1メートル動かし、
ボロ(馬糞)を拾い集め、水を換えます。

DSCF2965.jpg
杭を毎日1m動かします


DSCF2960.jpg
この可動簡易フェンスは触ると電気ショックがおこる
エレクトリックフェンス

てきぱき動いても、
世話にかかる時間は、ちょうど1時間、
とても良い運動になります。

馬場の馬とは違った高級感のある
この馬たち、
オーナーが留守の間に 痩せたり
怪我したりしたら大変!!

と結構気を遣います。

さて、ニュージーランドの馬の餌(ハードフィード)で
とてもポピュラーなのが、

シュガービート

根野菜、日本語では、テンサイ、砂糖ダイコン

根を絞って煮詰めると砂糖が取れ、
全世界の砂糖生産量のうち、約35%を占める
葉と搾りかす(ビートパルプと呼ばれる)は、家畜の飼料として利用される。
(WIKIより)


馬の餌に使うシュガービート
ペレット状になったものを、
必ず12時間以上、水に浸してふやかします。

DSCF2979.jpg
シュガービート

DSCF2967.jpg
水に浸した約24時間後


高級ポロポニーの
バーボンフェンス

このシュガービートをふやかしたもの、
オーツ入りチャフ(干草を細かく切ったもの)
Hemp (ペレット状になったもの)
タスミックス(ビタミン、ミネラル)
コルタフレックス(グルコースをメインとした、骨、関節の為のサプリ)
ガーリクフレーク
にんじん少々

を混ぜ合わせて作ります。
コルタフレックスは2ヶ月分が260ドルもするし、
その他もろもろ結構お値段がはるけど、


彼らはその価値がるのよ。

というのがオーナーのスーザン女史の口癖です。
(心配性のスーザンは滞在先のUSAからしょっちゅう携帯に電話してきます・・・)


投稿者 不二子 : 22:09 | コメント (6) | トラックバック

馬の応急治療 救急箱 (First Aid Kits )

2009年07月24日

DSCF2761.jpg
ペギーちゃん、冬のおしゃれ

最近人気者のわたし。

まず、あの厳しいニコレッタ先生のおめがねにかない、
先生の推薦で、アルバイトを紹介してもらいました。

ポロポニー2頭のお世話。
*ポロゲーム用の馬


学校帰りに1時間、
餌をやったり、水を替えたり、ボロ拾いをしたり。

馬の仕事で幸せ~
なんだけど、
オーナーがUSA滞在中の1ヶ月間は、
土日も含め毎日かかさず、
というのはけっこうしんどいわ。

もうひとつの指名は
キャロリンの家のハウスシッター
(キャロリンの留守中、家に泊まって動物の世話をする)

これまた、馬に乗り放題で幸せ~


なんだけど、あっちこちで馬に乗るは
けっこう疲れます・・・

疲労ぎみの身体を癒すのは
あったかいお風呂。

のはずだったのに、
キャロリンの家でのお風呂使用を禁じられてしまいました。

お風呂・お風呂・お風呂~
お風呂に入りたいなあ。
毎晩、雪景色の露天風呂につかる夢を見ては、
かなわぬ夢に涙をながしています。


でも、来週から学校が1週間お休み。
うふん、うれしい。
毎日お昼まで寝て、たまった疲れを癒したいものです。
(バイトがあるので学校にはいくのが、ちょっと残念)


お休み前の追い込みで、
馬の応急治療について講義がありました。

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First Aid Kit
学校でよく使うのが、

Iodine (アイディーン)=ヨードチンキ

馬は放牧してると、いくら、危険な物がないように
気をつけていても、どこかしら、怪我をしてきます。

そんなときは、このアイディーンを水で薄めたもので
傷口をよく洗いながします。

時間がないときは、
ウーンドパウダー
粉状の、消毒剤を振り掛けたりもします。

外出するとき、持ち歩く代表的な馬の救急箱の中身は・・・

はさみ
消毒ガーゼ
バンデージ(包帯)
ふき取り用ガーゼ
包帯用テープ
塩、またはSaline(傷を洗い流す)
消毒液
ポルタス(湿布)
ビュート(痛みどめ)
ペニシリン

アシュレイ先生は、障害、クロカン専門なので、
泥湿布(クールクレイ)も持ち歩きます。

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放牧場で、異変に気づいたときに
まず欠かせないのが、
ホルターとリードロープ (ムクチとうらく、ひき手ロープ)

念のために、フーフピック(裏ほり)
日が暮れかけていたら、懐中電灯も持参してください。

何かと役に立つのが、
ヘイをしばる紐、
馬を、とりあえず木や、柱につなぐ意外にも何かと便利です。

常備品では、
馬を押さえるのに、以前紹介した、鼻もじり (Nose twitch)
温度計、ワセリン、
目薬 (目を強く打ったとき、目になにか刺さったときなど、目の化膿をふせぐ)
他、怪我の際は、バケツとタオルが必要。

馬の応急処置をする際、
気をつけなくてはいけないのは、

馬は怪我をしたり、身体に痛みがあると、
近づいたとき、蹴り上げたり、噛み付いたり、
することがあります。

馬も人も、これ以上怪我をしないように、
馬を安全な状態にしてから、
原因をたしかめ、治療します。

馬の扱いが上手にできる人が
まず、馬にホルターをつけ、
安全な場所につなぐことが大切です。


馬の急病でよくあるのが
コリック(腹痛 疝痛)
激しい前掻き、後肢でお腹を蹴ったり、また転げまわったりして、
痛みをうったえます。

すぐに獣医を呼びますが、
転げまわることで、腸がねじれることを防ぐため、
獣医が来るまで、
できるのなら、ゆっくりと歩かせるといいそうです。

フレグモーネ (Cellulitis Phlegmone )
後肢におきやすい、皮下組織に広範な感染を起こす疾患。
(後肢が膨れあがる)
何かが深く刺さった傷を適切に治療しないことで起きることが多い。
水で患部を冷やし、冷湿布で治療。
他、獣医による、抗生物質の投与。
完治しないこともあるので、要注意。

肢の怪我で、
関節を怪我した場合、
致命になることもあるのですぐに獣医を呼ぶ

また、関節には
Synovial Fluid という液体が骨と骨の間で潤滑の役割をしている。
この液体が、怪我のため流れている場合も要注意。

投稿者 不二子 : 23:24 | コメント (11) | トラックバック

Dissection 2 馬体の解剖

2009年07月11日

毎日 雨マークのクライストチャーチですが、
夜降って、朝やむ、の繰り返し。
午前中の騎乗練習が中止になることは
ありません。

毎日馬に乗れて幸せ。

なんだけど、
ほどよく疲れていると、

雨もいいかも。

と期待しているのに、
朝になると晴れちゃうんですねえ。


さて、以前紹介した新馬調教のプラダ
ついに駈歩をするようになりました。

http://www.blogaboutnz.com/horse/archives/2009/06/post_141.html

アカデミーに来てから、
1ヶ月、アシュレー先生が、じっくり、ゆっくり調教。

アシュレー先生は弱冠25歳の若手ですが、
馬に乗る技術もすごいけど、
馬を調教する技術もすごいんです。

馬の柔軟性、ベント(馬体を くの字に曲げること)銜受け、
を引き出す調教技術には、いつも惚れぼれします。

どうやって、新馬プラダに、駈歩を教えるのか、
それはもう 興味津々でした。

調馬索でまず教えるの?
ラウンドアリーナ(直径20Mの丸馬場)で練習??

正解は、

通常のアリーナで、
騎乗して速歩が安定してきたら、
ただひたすら、脚で押し続けて駈歩を出す。


のだそうです。

調馬索や丸馬場での駈歩は、
新馬には円周が小さすぎて、肩を痛める原因になるとのこと。


プラダの初めての駈歩は
ちょっと抵抗して、後脚をあげたけど
まあまあ良かったわよ~

プラダは障害飛越のNZチャンピオンになる予定です。

DSCF2758.jpg
プラダ 初めての駈歩
ストックサドルを使用


雨が予想されたのと、
解体屋さんの車の修理の為
のびのびになっていた、

馬体のダイセクション(解剖)
を昨日しました。

銃殺するところから見学します。

馬運車から馬を降ろす直前に
とても大きな声でいなないたのが印象的でした。

とても人懐こい馬で、
銃を見ても、怖がるどころか、
興味ありげに頭を摺り寄せてきました。
最後まで人間を信じている馬のしぐさを見て、
思わず泣いてしまいました。

DSCF2769.jpg

銃殺後、
すぐに首から血抜きをし、
循環器系
呼吸器系
消化器系
肝臓、膵臓などを観察します。

今回の馬体は、
ランギオラに住んでいる方の、
安楽死させる予定の愛馬を、

学生の勉強に役立てて欲しい
という好意で、献体してもらったものです。

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消化器系 この図のとおりですぐに器官がわかりました。
Cの Cecum(盲腸)は
草食動物の馬にはとても重要。
馬が食べた草はこの Cecumで消化され、
エネルギーになります。

ただ、馬は、草を自分で消化することはできません。
Large Intentineには 微生物が住んでいて
ファイバーを発酵し、消化を助けます。
微生物は作用できるものが限られているため、
食事を急に変えると、馬は不消化をおこし、腹痛などの原因になります。


DSCF2858.jpg

肺 の中にある枝状の管ブロンキオル
肺を切断すると、くっきり見ることができます。
また、肺は触ると、ふわっとしていて、とても軽い感触でした。

投稿者 不二子 : 21:12 | コメント (13) | トラックバック

ポニークラブ遠征

2009年07月05日

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性格よし、馬に乗ってよし、 責任感、信頼感も抜群
典型的な育ちの良いヨーロピアンガール イザベル


火曜日、 木曜日の朝は
近所にある、ランギオラポニークラブで練習をします。

火曜日は馬場馬術
木曜日はクロスカントリー障害

ポニークラブでの練習が始まってから
落馬する生徒が続出しました。

まず初日に
あの、優等生のイザベルが
ティーシーから落ちました。

初日のポニークラブでは
冷静沈着で有名なペギーでさえ、
興奮気味・・・


ウォーミングアップに、縦一列(シングルファイル)で
速歩をしていたのですが、
ベテランのAグループの馬は、
なだらかな UP DOWN のある斜面で
例外なく、はぜまくり、
ペギーもつられて、2度もはぜ、

ペギーなら安心★

と思って乗っていた私は


もういやーん。
早く学校に帰りた~い。


と 涙目で先生に訴えてみました。

が、先生たちは、他の馬の対応で、
それどころじゃなかったようです。

クロカンの障害に慣れるために
学校でも本格的な障害飛越の練習が始まり、
しろうとのBグループの生徒は
バランスがうまくとれず、
ころころ落ちています。

DSCF2514.jpg
落馬者(un.authorized dismounts list)リスト


かしこい馬や乗りやすい馬が割り当てられているので
今のところ、なんとかしがみついていますが
このボードに名前が書かれる日は近いかなあ。


現在までの未・落馬者 (11名中4名)

入学直前に自馬で落馬して脚を骨折している レベッカ (A所属)
お調子者の オリビア (A所属)
落ちれば100%骨折と自負する スティーブン (B所属)
(スティーブンは身体が硬い)
馬がはりきって高く飛ぶたびに泣きを入れる 不二子さん (B所属)


写真の落馬者リストの横にある名前は、

Heroic Moments
馬が大暴れしたのに
なんとか馬の背中にとどまっていたで賞。

これには、2回名前があります。

私のHeroic Moments はたいしたことはなかったのですが、
ハタから見て
あぶなかしかったようです。

ハーネスレースのトレセンを見学しました。

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実際にハーネスを取り付けてみました。

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銜はこんなのを使います。

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癖のある馬用 ハミ

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おまけ・トレセンの犬ジャック。
私のセーターを噛んで遊んでいてなんてかわいいのかしら。
とセーターを見たら、大きな穴があいていました。


投稿者 不二子 : 11:37 | コメント (15) | トラックバック