ニュージーランドの馬と馬にかかわる人についての見聞録

NZ馬・物語り

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テーマ/タイトル:
NZ馬・物語り

投稿者:
不二子

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NZに来て4年。いろんな人からさまざまな馬との暮らしや接し方を教えてもらいました。現在、クライストチャーチの郊外、広い庭に乗馬用の馬を数頭飼うごく普通のNZの家庭に下宿しています。

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私のサイトではないのですが、ニュージーランドでがんばっている友人の馬に関するサイトです。こちらも一度お立ち寄りください。

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アステック スタッド 2

2009年11月27日

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アステックといえば 人工授精
そしてこれは、 ダミーちゃん。

もちろん、ヨーロッパからいらした
著名スタリオンたちは、こんなものを見ても
興奮しません。

それではどうするか。

お年頃の牝馬を壁の向こう側からちょっと見せたりもするけど、
てっとりばやく ずばり、

秘密の香水

をお鼻にふりそそぎます。

あら、不思議。
スタリオンたちはお仕事に精励し、
無事、精子抽出に成功です。

温度、を 38度に保ち
48時間以内に、
シーズン中の牝馬に抽入して妊娠完了です。


この一連の流れと、
顕微鏡から、実際の精子を見ることができたのは、
ワーエクが始まって2日目。

はじめてのスタリオンサービスに
目を丸くしました。

個人秘密情報漏えいにならないか
心配だけど

若いスタリオンAは優秀、一連の動作に無駄がなく、
精子も多くて活発です。
(1回を、2頭分に分けて使いました)

超売れっ子 スタリオンBは
やや高齢のため、かなり手間取り
精子もなんだか元気がないんです。
(何頭に分けたか不明)

みなさん、それぞれですね。

さて、馬の親子、
さすが、有名アステック産だけあって、
フォトジェニックにポーズを決めています。


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生まれたばかりの親子は、1,2日、他の馬とは別にして
様子を見ます。

また、夜は安全のため、ボックス、親子用、広めの馬小屋に入れます。

生まれてから、10日前後まで、
大切に、夜は馬小屋に入れ、昼間は、牧草地に放します。

もちろん、この馬小屋のお掃除は
ワーエクの仕事です。


仕事のながれ
朝 餌やり
夕方と翌朝の餌の準備 (大麦、オーツを脱穀します)
馬の移動 (馬の親子を馬小屋から、牧草地に移動)
馬小屋、調教中のパドックレストの掃除
スタリオンサービス
昼食
獣医の診察
馬の調教
夕 餌やり
掃除


9時から5時まで びっちりです。
通常2人のスタッフは朝と午後入れ替わるのですが、
ワーエクは1日みっちり働くので
なんだかくらくらしました。


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装蹄師がお母さんの蹄の手入れをしています。
仔馬は、怖がりだけど、好奇心も旺盛です。


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馬のコンファメーション (馬体形)
で、 へこんだ背中、BroodMare(繁殖改良用の牝馬) に多い

というのを習ったのをしみじみ思い出しました。
この へこんだ背中(Sway back)のお母さん、捕まえるのが大変で
いつも苦労しました~。
(お母さんを捕まえれば子馬は何もしなくてもついてくる)

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正しい手綱のしまい方

さて、午後は 調教のケイト先生がやってきます。
ケイト先生はとても優しくて、なんでも教えてくださいますが、

クリーンアンドタイディ(生理整頓)よ!!

と、どこかの学校のドイツ人先生のようなこともおっしゃいます。

誰も手入れをしない、鞍置き場の掃除、
手入れ道具の消毒、
そして 正しい、手綱のしまい方も教わりました。

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ケイト先生が調教中、アステック売出し中の
リリーの写真撮影

シャンプーをして仕上げにベビーオイルを使いました。


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さて、おいくらでしょう??


投稿者 不二子 : 22:33 | コメント (1) | トラックバック

アステックスタッド 

2009年11月13日

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グリンエーカーは、ちょっと遠いのよね~

と、先生にぐちってみたら、


それじゃあアステックに行ってらっしゃい。


わーい、あこがれのアステック!

アステックはウォームブラッド系スポーツホース
のとても有名なブリーダーさん。

あら~ いい馬ね~
と思ったら、ほとんどアステック産の馬といっていいほど


キャロリンもロンダの赤ちゃんはぜひアステックで・・・
と心に決めているぐらい。


ただ、このアステック、有名なだけあって、
派遣されてもお仕事体験は、馬と全然関係ない
柵のペンキ塗りだったりするから、要注意。

それでも気に入ったら、1週間のワークエクスペリエンスは
アステックに決定です。
(学校卒業前に、2週間のワーエクが義務ずけられている
その準備に毎金曜日はいろんな仕事場に派遣される)

ミーハーな私は、
たとえペンキ塗りでもアステックがいいかも、

と思いましたが、
生徒の行く末を真剣に心配している先生にはそんなことは言えません。


どんなことするのかなあ。
と出かけていくと、

これまた、ものすごく楽しいんです。

ちょうど、仔馬が生まれるシーズンで、
生まれて、3日、5日、という仔たちが6頭もいます。

アステックは、生まれたばかりの仔馬の英才教育をしていることでも有名。


オーナーの スー女史がみずから、
生まれて3日の赤ちゃんに、
ホルターとロープを使って 
プレッシャー、リリースの調教の基礎を教えます。

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おもしろいのは
栗毛の女の子、
おしゃまで元気、ハンドリングをてこずらせます。

ふ~む。
こんな小さくても、
栗毛の牝馬って、ちょっと難しい
というのがあてはまるのねえ。

ハンドリングは今日がはじめて。

という仔馬もいて、
スー女史、なかなかてこずっていますが
見ている私はかわいい仔馬が
跳ねたり蹴り上げたりする姿がかわいくて
もうメロメロです。

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その他、有名なスタリオンに対面、朝食をあげるのを手伝ったり、
馬の親子用厩の寝藁をかきわけて、掃除したり、
若駒の調教や、、
獣医さんが、妊婦の検査をするのを見学したり、

見るもの聞くもの触るものどれもこれも楽しくて
あっというまに時間がたちました。


ところで、朝バナナダイエットをしている私は
朝のお茶タイムがかかせませんが、
アステックでは2時をすぎても、お昼の時間になりません。

2時30分をすぎるころは
空腹でくらくらしてきましたが、

ちょっとあそこの簡易電気フェンスをを直してきてね

と頼まれたりして
ああ、私のお昼、忘れられたのかしら・・・


心配でお腹の皮と背中の皮がくっついてしまいそうです。

若駒の調教風景は興味津々ですが
立っていることもできず、ヘロンと座って見学、
オーナーのスー女史が、
これが終わったら一緒にお昼を食べましょうね。

と言ったときは涙が出るかと思いました。


アステックではお昼がずれこむことはめずらしくないそうです。

お昼を持参したにもかかわらず、
ちゃっかり、オーナー宅でサンドイッチとケーキをご馳走になり、
5時すぎ、まだ、皆が仕事をしているなか、
食べるだけ食べて帰るのも気が引けましたが、

今日は楽しかったでーす。
また来ますね~。

と帰途につきました。


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出産間近の妊婦さんたち

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馬のマッサージ機 オーストラリア製でNZ6000ドルとか・・・


仔馬の英才教育 foal imprinting

アメリカの Dr Robert Miller が提唱している
生まれたての仔馬の英才教育は、タイミングが重要で
生まれた直後、まだ、立ち上がる前に優しく、毅然としたタッチで、
仔馬の頭から尻尾の先まで、さわったり、新聞で身体をこすったりしていくそうです。

こうすることで、後々仔馬がとても扱いやすくなるそうですが、
ここまでする人はニュージーランドでは稀で、
アステックのように、生まれてから2、3日後、毎日5分から10分ハンドリングで
調教をしていくのが一般的なようです。

このハンドリングは、仔馬が、獣医の検査が必要なときなど
にとても有効です。


アステックの種付け料金は2000NZドル~ですが、
すべて人工授精 Artificial Insemination (AI)
のため、 精子を受取ったあと、獣医さんにお願いしてAIをする料金は別途です。

また、90パーセントの成功率を誇るそうですが、
うまくいかなかった場合、
2度目以降の精子コレクション料金、郵送料金がそのつどかかります。
(無事出産まで保証)

投稿者 不二子 : 16:09 | コメント (3) | トラックバック