ナチュラルホースマンシップ ・オタフナホーストレック
2006年12月23日

まだ キャロリンの家に下宿を始めて間もない頃、
背が高くてハンサムな Kくんから電話がかかってきました。
彼は日本の大学馬術部のたたきあげ、
またオーストラリアで競走馬の調教をしていたこともある
馬の大ベテランです。
最近日本から美人の奥さんを呼び寄せたこともあり、
やたら幸せそうな声です。
・・・ということで クライストチャーチに新しい馬のトレッキングが
できたんたよ。
フーちゃんが興味あるならうちのと案内するぜ!
こういったアクティビティは一人で参加するより二人のほうが
値段も安く、心強いものです。
下宿先のドラ娘 ジェネルをつれて
さっそく出かけていきました。

ジェネル
オタフナホーストレッキングへ到着すると
Kくんと美人の奥さんは 仲良く馬の準備をしています。
肘でお互いをつつきあったりして
アツアツぶりがうかがえます。
そしてKくんが紹介してくれたのが、
ここのオーナーのケイトでした。
ケイトは夢見る少女のようなホワッツとした雰囲気としゃべり方
をします。
初対面の私をムギュっと抱きしめて、
まあ、Kの日本のお友達ね!
なんてかわいらしいのかしら!!
そのキュロットとブーツもすてき!
今日は来てくれるのを楽しみにしてたのよ!!
むぎゅっとされながら歓待をされて、
すっかり調子に乗った私とジェネルは
ケイトにいろいろ質問をしながら、
ナチュラルホースマンシップのいろはを習いました。
ナチュラルホースマンシップは
オーストラリアが発祥の地だそうです。
私のイメージだと、
映画のホースウイスパラー、
ロバートレッドフォードが馬にささやいている
あのロマッチックな映像が頭にうかびます。
こちらはあたらずもとうからず、
ただ本物のホースウィスパラー モンティ・ロバーツは
ごく普通の丸顔で、鼻とほっぺが赤いちょっと小太りのおじさんです。
現実とははこんなものでしょう。
我が家ではキャロリンが
ジーナでナチュホースを実践してホースフロートに乗らなくなってしまった、
という 暗い過去があり、あまり積極的ではありませんが、
それでもその考え方は、馬に接する上で大変参考になります。
ナチュラルホースマンシップとは・・・
馬の習性をよく理解して、
力で押さえつけるのではなく、より自然に馬とコミュニケーションを取りながら、
安全に乗馬を楽しむ。
習性
1、草食動物・・・とてもおびえやすい
2、グループで行動する・・・序列、リーダとそれに従うものが存在する
この習性を理解し、馬とコミュニケーションをとるために、
馬に乗る前に、ゲームと呼ばれる、ロープワークをします。
普通の乗馬と大きな違いは
通常、馬の口に鉄のハミを入れて操縦しますが、
ハミを使わず、また、ホルター(無口頭絡)にロープをつけ手綱にして、馬に乗ります。

後ろの女性がケイト
実際に乗ると、多少指示の出し方が違うのですが、
それほど普通の乗り方と変わらないように思います。
オタフナホーストレック
場所:市の南20KM タイタプという町の近く
コース:1時間30分、2時間30分
そのほかに子供向けのプログラムがあり、大変人気があるようです。
電話で予約してください
電話:03-329-0160(クリスマス以外毎日営業)
http://www.otahuna.co.nz/content/activ/pony.asp
キャロリンと子馬
2006年02月23日

キャロリンは私の下宿先のお母さんで私の乗馬の大先輩。細身ながら薪割りから飼料の運搬干草の移動、仕事も家事もこなし、家の中はいつも整理整頓、その上たくさんの動物の世話もするスーパーレディです。キャロリンのたったひとつの悩みは一人娘のジェネル(14歳)、我儘なティーンエィジャーの扱いにはいつも手を焼いている様子です。
さてそんなキャロリンが2度目の馬のブリーディングを思いついたのは2年前のこと。
自馬のサラブレッドの牝馬ジュエルをスタリオン(種馬)サービスに連れて行きました。
スタリオン、名前はvinnanei black mac( 半血クライドサドル・・重種、挽曳馬・ 半血 ステイションブラッド・・山越えなんかに使う馬で血統はよくわからないそうです。いろんな血が混ざっていて骨太で丈夫な馬)
3ヶ月まったけど失敗。ジュエルはお母さんになりませんでした。
ちなみに牝馬には3週間周期でシーズンがやってきて、NZでは5月6月7月はなぜだかシーズンはないそうです。
このスタリオンサービス、失敗に終わると返金はないのですが、翌年にその権利が持ち越されるので昨年今度はティマルから借りてきたサラブレッドのホリーをサービス(スタリオンは同じBlack Mac)に連れて行きました。
このホリーは大ベテランのお母さん馬だけあって、約2ヶ月後に成功との連絡があり、我が家に戻ってきました。馬の妊娠率ですが、生だとほぼ10割、冷凍の人工授精だと5割だそうです。(友人談)
成功したあと妊娠したかどうかは獣医さんに診てもらいますが、これは45日以内が好ましいとのこと。
なぜなら双子の場合、母子共に死に至ることが多いそうです。45日以内だと双子とわかった時点で言葉が悪いのですが間引くのに安全。
検診は獣医さん手をつっこんで確かめます。これもNZ式なのかしらん。
ホリー妊娠確実とわかり出産予定日を割り出しました。キャロリン曰く、馬の妊娠期間は11ヶ月と1週間。つまり予定日は1月の初旬ね。と言い切りました。実際に生まれたのは12月7日なのですっかり予想を裏切りましたが、これはちゃんと理由があります。
ホリー2度サービスを受けたそう。1度目は偏見と独断で失敗とみなし、2度目のサービスで皆、成功したと思ったのですが、ほんとは1度目のサービスで妊娠したのよ。とのことです。あまり例のないことだそうですが、真相は闇の中???
そんなことはどうでもよくなるくらい、生まれた子馬はとっても可愛くって人なつこくって・・・
次回は生まれてからの話をしますね。






