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2010年05月20日
テカポ”善き羊飼いの教会” 知られざる歴史
先週、地元新聞紙”プレス”の土曜日版に
テカポにある”善き羊飼いの教会”に関する
記事が出ていました。

今月の22日に75周年を迎える、この有名な教会の
知られざる歴史の一部に関して、その立役者である女性の娘
ルーシー・ナンソンさんが新聞に語った内容を
簡略してお伝えしようと思います。
<以下、新聞記事の要約訳>
私の母、ベティー・マリーは(テカポのある)マッケンジー地方でも
有名な代々続くファミリーの出身です。彼女の父親ジョージは、
1908年に初めてテカポ湖畔の土地購入が可能になると、すぐにそれらを
購入し、自分達の子供名義にしていました。1930年に教会建設が決まり、
その場所に最も相応しいとされた、湖に面した土地一画の
オークションに、1934年ジョージは参加して見事競り落としました。
湖に一番近い先端部分を教会建設地に、それ以外の部分は
末娘のベティーの名義になりました。
ところがその後、役所の計画で湖の水位が上がるという話が持ち上がり、
教会建設予定地が使えなくなってしまいました。
(実際、水位はそこまで上がらなかったのですが)
代替の土地を確保するために、教会はベティーに
彼女が所有していた土地の一部の購入を持ちかけ、
実際に手に入れました。最終的にベティーには、
父親が購入した元々の土地の約半分が残りました。
ベティーは個人所有の土地としての税もきちんと
納めていましたが、この土地は教会が建てられたままの
自然の状態で保存することになり、彼女に最後に
残された土地ですらも個人として活用することは
事実上、不可能になりました。
1957年に母が私に
”これらの残った土地も教会に寄付しようと思う。”
と言ったことを今でもよく覚えています。
当時は大不況の真っ只中で、彼女も彼女の夫(私の父)も
決して豊かな暮らしはしておらず、周囲も彼女が
土地を寄付することは全く期待していなかったのにも
関わらずです。
母が寄付したこの土地は、教会によって自然のままに残され、
車や大型バスの駐車スペースの確保にも役立ちました。
駐車場から教会へと続く階段には、マリー・ファミリーの功績を
称える飾り板がはめ込まれていますが、そこに私の母の
名前はありません。私はこの土地の所有権に関する母の背景を
調査をした上で、彼女の功績を称える板の設置を教会に
願い出たのですが、現在の所、残念ながら実現には至っていません。
母は晩年、彼女の土地が教会のために使われ、
美しい景観を保っていることを非常に喜んでいたと思います。
そして私達も家族の一員として、母の功績を誇りに思います。
彼女の貢献があったからこそ、教会が現在のような形で
NZの各地、そして海外からやってくる人々にとっても
永遠の祈りの場所、神聖な空間たりえるのですから。
投稿者 フィーフィー : 2010年05月20日 22:11






