チョーク・アーティスト 松本良子さん
2011年11月30日
今日はテカポ在住の”チョーク・アーティスト”である
松本良子さんをご紹介したいと思います。
アトリエにて製作作業中の良子さん
最初はクライストチャーチの友人に紹介され、
メールでお話を伺うことになりました。
良子さんがされている”チョーク・アート”とは、実際は
オイルパステルという油分を多く含むクレヨンを使って
厚さ3mmほどの木の板に黒色のペンキを塗り、その上に
アートを描いています。
もちろん1点1点が全て手書きで、ふっくらと浮かび上がるような、
立体感が魅力的な手法の一つだそうです。
また最後には仕上げのスプレーを施すため、半永久的な作品となり、
紙ではないので、飾り甲斐のあるアート作品となります。
本日、特にご紹介するのは、良子さん作による
”ウェディング用ウェルカムボード”です。



ご覧のように新郎&新婦様の似顔絵を載せて、ウェルカムボードを
作成してくれます。完全ハンドメイドですので、基本的には
挙式の3か月前までに受注を完了します。
お二人の写真(色々な表情での複数枚がベストです)をメールで
送っていただき、好きなものや特別な趣味などがあれば、
そういったこともボードに反映させることができます。
日本に手荷物でお持ち帰りいただける大きさなので、写真や
ビデオと共に、お二人の大切な日の記念にいつも手元に
置いておいていただけるのが嬉しいですね。
通常は私共では、挙式サービスの一つとして額にお二人の
お名前と挙式日付、挙式会場を記載したボードをご用意
しているのですが、世界に一つしかないボードを特注するのも
思い出になりますね。帰国後、日本でパーティーをする場合などにも
再度ご利用いただけます。
先日、現在良子さんの住まい&アトリエがあるテカポに
挙式で行ってきました。挙式前に教会までご足労くださって
ちょこっとだけお会いすることができたのですが、とても
素敵な方です。

そしてなんと、12月18日の「グッと!地球便」というTV番組に
良子さんが出演します。先日テカポまで撮影隊が来て
撮影は済ませているとのことですので、皆さんも機会があれば
ぜひご覧ください!
ブーケとビジネスの話
2011年01月19日
ブーケやその他の花関係をお願いしている
フローリストは、ずっと同じ所に依頼しているのですが、
今年になってオーナーが新しくなりました。
クライストチャーチを中心としたカンタベリー地方では、
なんと92%のビジネスが、従業員10人以下の小中規模企業で、
ビジネスの売買が日常的に行われており、すこし裏話的に
なってしまいますが、ウェディング業界も決して例外ではありません。
オーナーが変わることで、方向性や今までやっていたこととは
全く変わってしまうこともよくあることで、時にやっかいですが、
それに常々対応していくのも、NZで仕事をする時に必要なことです。
こちらのフローリストは、クライストチャーチでも老舗なのですが、
今回オーナーが変わり、きちんとご挨拶メールが来ていたので
印象は良かったのですが、やはり一番最初に仕事をする時は
”ブーケ、今までと変わっちゃうのかな・・・”
とすこし心配でした。
よくよく考えてみれば、オーナーが変わっても、
実際にブーケを作成するフローリストは
変わらないはずなので、問題ない筈なのですが・・・
こちらはその第一弾ブーケ。
イメージを伝えたとおりに出来上がってきました。
アイボリーにすこしのライトグリーンで、夏らしい
爽やかなブーケ。リボンの仕上げは、以前よりもずっと
丁寧になりました。ブーケも今までと同じクオリティーで
良かった、と一安心。
こちらのオーナー、大変忙しいようで、メールは
たくさん交換しているのですが、今だ面識なし。
名前から推測する限り、インド人のオーナーのようですが、
非常に丁寧&親切、アフターケアーもばっちりで
尚且つ、いつ何時メールをしても即返信。
夜の10時過ぎに私からメールを打って、5分後にすぐ
返信されてきたときには、ちょっとビックリしました。
ヨーロピアンのKIWIでは、あまりそういう事って
ないんですよね。サービスもシンプルですから。
インド人の方は、皆仕事熱心なのでしょうか、
それともたまたまこの彼だけ??
ブーケの話 Ⅳ
2011年01月12日
夏真っ盛りで街の中も、花で彩り華やかになってきました。
いよいよ来月はクライストチャーチ恒例の
フラワーフェスティバルも始まります。
ということで、花にまつわるブーケのお話を。

①ブーケの持ち方
新郎様の左腕とご自身の右手を組んでいる時
などの場合以外、基本的にブーケは両手でお持ち
いただきますが、その時のブーケを構える位置が重要です。
挙式中、またフォーマルな写真撮影時には、
ご自分のおへその辺りに手の位置がくるように、
(そうすると自然な感じで肘がすこし曲がります)
ブーケの正面を前にだし、新婦様の向いから見て
ブーケの顔がきれいにきちんと見えるようにすると
きれいです。支度着替えが終わったあと、ブーケを持って
実際に大きな姿見の前に立って、きれいに見える
位置を確認しましょう。
どうしても緊張のためか、ブーケを胸のあたりまで
抱えあげてしまう方が見受けられます。
童話に出てくる花畑の少女のようで、一見可愛らしいのですが、
ブーケの正面が真上を向いてしまい、ブーケの足(束ねている部分)
も丸見えです。挙式後のロケーションフォト撮影の際のポージングと
してはOKですが、挙式時は子どもっぽく映るためNGです。
逆に手をダランと下げて、ブーケを片手で持つポーズは
リラックスした印象を与えます。こちらもロケーションフォトの
撮影時に、カメラマンからリクエストがくるポーズです。
挙式中やその前後は、常にブーケをおへその位置に。
②ブーケの顔を見つける
カスケード・スタイルのブーケは、上下がハッキリ
しているので分かりやすいですが、ラウンド型の場合、
どこをどう持ってもとにかく丸なので同じように思えます。
でも花は一つ一つ違いますし、異なる数種の花を束ねている場合、
どこを上にして持つかによって、ブーケの表情も変わります。
ブーケの顔を正面から眺めてみて、クルクル回してみてください。
この向きで持とうと決めたら、一番てっぺんになる目印になる花を
目安に、常にその向きでブーケを持つように心がけます。
たかがブーケ、されどブーケ。
挙式日はドレスやベールと共に、最も新婦様が身につけている
時間が長いアイテムの一つです。ご自身を引き立ててくれる
名脇役ですので、ぜひ良い友達になってください。
寒さを吹き飛ばす 夏の花
2010年01月25日
冷夏のクライストチャーチです。ブルブル・・・
ここ数週間、クライストチャーチは天候が良くなく
雨降りでとても寒い日が多いです。
昨日なんて、日中なのに13度!
冬の日本とあまり変わらないのでは?(笑)
今週はやっと晴れ間が出てきそうなので、ホッとしています。
それでも街中は、夏の花が見ごろです。
街中ならば、モナベール、ハグレー公園、ビクトリアスクエアは
ぜひ足を運んでください。
先日、すてきなブーケを拝見しました。
爽やかな夏にピッタリのブルーのブーケ。
実はこの色、現地にて生花で用意するのは、
非常に難しい色合いです。
新婦様は、日本からプリザーブ・ブーケとして
持ち込まれました。会社のロゴにも使用していますが、
こういう色みのブルー、個人的に大好きです。
ニュージーランドの爽やかな夏の空の色ですね。
下はまた別に、祝宴用の装飾花。
お正月明けだったので、花種があるかどうか
心配だったのですが、仕入れにいったら
10種類ほど様々なバラがあり、色合わせを選ぶのが
とても楽しかったです。その場で30分くらい
あ~でもない、こ~でもない、とあっちこっちの花を
合わせていたので、傍目にはヘンなオバサンに思われたかも?
自分で花をアレンジする時に、一番喜びを感じる瞬間です♪
ひらひらした花びらが可愛らしいトルコ桔梗を
使いたかったので、それに合わせて明るめの色で
コーディネートしました。祝宴はテーブルクロス&ナプキン等、
テーブル全体が白に占められるので、あえて
明るめの色を選ぶことが多いです。
あとはテーマカラーやブーケの色味に合わせる事も。
"ウェディングフラワー”いろいろ Ⅲ
2009年01月14日
最近のウェディングから、お花を紹介します。
まずはブーケから。

スタンダード・ブーケ・レモン色。
とても天気の良い日に映えた、爽やかな色合いです。
白だけだと、どうしてもドレスにブーケが同化してしまいますが、
こんな薄いレモン色にすれば、双方が引き立ちます。

”白ユリ&ワインレッドのバラのカスケード”という
リクエストで作成されたブーケ。スタイルはもちろん、
どちらも主役を張れる2つの花材も、非常にゴージャスなブーケです。
新婦様は背が高く、ドレスもスレンダーなタイプで、
カスケード・ブーケは、とてもお似合いでした。

ライムグリーンが鮮やかなブーケ。
スタンダード・ブーケで、基本的にバラ以外の花材はお任せ。
希望の色味を、白、ピンク&黄緑で指定をいただきました。

オーバル型(卵型)のアップグレード・ブーケ。
アンティークなドレスのイメージにあわせ、
色はベージュ&白をメインに、赤のスプレーローズとグリーンを
添えました。この色あわせとスタイル、私自身も初めて
だったのですが、とてもステキだな~と思いました。
特に、このベージュ色のバラ。
このバラだけで、ブーケにしてもすごくステキ。
または、他の色味と併せても、もっと
色々な雰囲気を楽しめそうです。
続いてゲスト用花。

お母様&ご姉妹用のブーケです。
今回は白でご用意しましたが、衣装に併せて
色味を変えることもできます。
新郎新婦様からの、ちょっとした”今日はありがとう”の
気持ちが、きっとご家族にも伝わったと思います。
最後に、装飾花。


上記の2つとも、祝宴テーブル装花です。新婦様の
ブーケの色に併せて、私が作成しました。
上は大人数の祝宴で、新郎新婦様のヘッドテーブルが
ゲストから見て寂しくならならいように、横に長く
ボリュームが出るようなスタイルに。
下は少人数で皆さんが一つの長テーブルに着席だったため、
前の方の顔が見えるよう低く、またテーブルが手狭に感じられないよう
コンパクトにして、2つご用意しました。
テーブル装花は、通常、前夜に作成するのですが、
毎回毎回、異なるデザインや色味、花材を選ぶ作業は
非常に楽しく、花を生けながら翌日の挙式の
イメージトレーニングをするのも、とても重要な作業の
一つになりつつあります。

教会の祭壇脇装花。
こちらは、フローリストにアレンジを依頼しました。
両脇に同じものを置いたので、非常にボリュームがあり、
教会の雰囲気も一変します。
フローリスト
2008年12月09日
現在、ブーケ作成をお願いしているフローリスト。
"Victoria Florists" ビクトリア・フローリスト
http://www.victoriaflowers.co.nz/

日本の皆さん、NZでは12月が”紫陽花”の時期なんですよ。
実は、私自身が自分のブーケをお願いしたフローリストは、
全く別のところだったのですが、結果は満足のいくものでは
ありませんでした。
そこで挙式手配を始めるに当たって、新たな
フローリスト探しを始めました。
クライストチャーチは、街の大きさにしては、非常に多くの
花屋があり、腕の良い所とそうでないところの差が激しいのが
実情です。
デザインだけで考えれば、見た目である程度
店の腕は判断できますが、ウェディングの花は
デザインはもちろん、目に見えない技術的な面
(花の手入れや持ちなど)、経験、そして人脈や
コネクション(難しい花材を仕入れる術)も非常に重要です。
CPIT(ポリテクニック 技術専門学校)で講師をしている
フローリストの先生が、
”花屋になるための資格規定がないので、看板さえ掲げれば
すこしセンスがあるからって、誰でも簡単に花屋になれるのが問題。
花の正しい手入れの仕方さえ、知らない花屋のなんと多いことか。”
と嘆いていたのが印象的でした。
そして現在、私がたどり着いたのが、この”Victoria Florists”。
市内で6件のフローリストを統括するグループ企業で、
クライストチャーチでも老舗中の老舗です。
本店が上記写真の店ですが、Wairakei通り沿いの
街と空港の中間地点に位置しています。

店内の様子。
この本店は、店舗販売よりも法人&ウェディングがメイン。
写真の右側奥には、実は大きなテーブルがあり、
ここで常時3~4人のフローリストが、山のような花に埋もれながら、
ブーケやアレンジの作成をしているのが、店先からよく見えます。
活躍しているのは、主に若手フローリストで、
地元NZ人だけでなく、ドイツ人などの海外フローリストが、
研修実習をしてたこともあります。

クリスマスデコレーション。
花屋も、年間で最も忙しい時期ですね。
この日、私はブーケに使う花材のサンプルを
確認するために来店しました。

来月挙式に使う予定のサンプル。
バラ”サハラ ”とクリーム色の”カーネーション”。
今回はどうしても、ご希望通りの色と花材が
用意できないため、すこしでもイメージに近いブーケを
作成するために、色の確認です。
バラはイメージどおりで、好感触。
カーネーションは、予想よりもすこしだけ明るい色味だったので、
分量を少なくすることで、フローリストと合意。
こうやって自分の目で確かめておけば、やはり安心ですし、
そういうプロセスに親身に付き合ってくれるのが、
”Victoria Florists”の良いところ。

”ウェディングフラワー”いろいろ Ⅱ
2008年01月18日
最近のウェディングより、またまたブーケの写真です。

スタンダードブーケで、”白”&”レモン”の組み合わせ。
とても夏らしい、爽やかな色合わせです。
実はお正月休み中のウェディングだったので、
いつもよりも花材の種類は限られるのですが、
今回はたまたま、バラ中心のブーケになり、
いつものスタンダードブーケよりも、豪華になりました。

”サムシング・ブルー”にちなんで、小さなブルーの花を
入れてください、と依頼を受けてできたブーケ。
新婦様から送ってもらったイメージ写真には、”ブルースター”が
使われていたのですが、こちらではなかなか手に入らないので、
”アガパンサス”で代用しました。
すこし色は濃いですが、これがNZの”サムシング・ブルー”ブーケ♪
スタンダード・ブーケを基本に、バラの分量を多くしたブーケ。
3種類のバラ(”ビアンカ・キャンディー”、”スイート・アキト”&”アイスバーグ”)
を使用しています。
新婦様は、色の配分とグラデーションの割合にこだわりをお持ちで、
それぞれの割合を分かりやすく、%の数字にしてくれました。
そしてそれを元に、フローリストが作成。
ピンク2種、白、黄緑&緑が使われた色です。
最後はこちら。

新婦様がご自身で作成され、日本から持込んだブーケ。
粘土に紙を混ぜたものを使用しているそうです。
日本では、この粘土で作る花の先生をしているということで、
今回はご自身のブーケはもちろん、ブートニア
ヘアーアクセサリーも全てお揃い。
一生の記念になりますね♪
”ウェディング・フラワー”いろいろ
2007年12月19日
最近のウェディングから、ちょっとすてきな
ウェディングフラワーのご紹介。
11~12月にかけての旬の花、”シャクヤク”を
メインにしたラウンド・ブーケ。
薄いピンクのスプレーローズがポイントです。
こちらの新婦様は、花にとてもこだわりがある方。
メールを通して、いかに希望を私に伝えようか、と本当に
色々と苦労に苦労を重ねらた努力が素晴らしく、
私としても、”気に入っていただければ良いな~”と
当日はとても心配でした。
ところが、”すてきです♪”とおっしゃっていただき、
本当に良かったです。
日本でブーケに人気、コロンとした花の代表
”オールドローズ”は、こちらでは非常に入手困難。
そんな場合、大きさは異なれど
こんな感じの”シャクヤク”も。
ただし”シャクヤク”は、実が詰まっていて
ブーケも重くなるので、腕の筋肉を鍛えること(!)

”バラ”・オンリーのゴージャスなブーケ。
濃赤&ピンクにすることで、ドレスとブーケの
両方が相乗効果で引き立ちます。
小ぶりの丸型で、とても可愛らしいですよね。
新婦様が教会に着いて、婚礼車から下りた瞬間、
出迎えた教会担当者のNZ人女性が、大きな声で
”あらまあ!なんてすてきなブーケなの♪”と一言。

アップグレードなしのスタンダード・ブーケ。
ですので、花材は季節の花でお任せです。
夏の時期は、”ユリ”を使用することも多く、
とても香りの良いブーケが出来上がりました。
新婦様はピンクを選択。私の大好きな色ブーケ♪
”シャクヤク”を使ったテーブル装花。
緑がふんだんに使われ、とても洗練された
涼しげな夏の雰囲気です。
個人的にも、大好きな色の取り合わせ♪
新婦様にも、とても気に入っていただけました。

”アストロメリア”でお揃いのケーキ花&卓上花。
これ実は、両方とも私がアレンジしました。
最近、花を習ったので、小さなテーブル花などは
私が作ることもあります。
すごく楽しい♪

こちらもフィーフィー作。
学校で先生に付いて習いました。
ウェディングアレンジの処女作!(お恥ずかしい限り・・・)
生花のヘッドピース
2007年12月06日
新婦様のための生花ヘッドピース。
ブーケと合わせて揃えようかな?と思う人も多いのでは?
”どんな種類のものがあるのですか?”
というご質問もよくいただくので、いくつか代表的なものを。
<両サイド・コサージュ型>

写真のようにバレッタ型だったり、
コサージュのように全体的に丸くまとめたり。
いずれにしても、同じものを2つ用意して
ヘアースタイルに合わせて、一緒に付けたり
両サイドに別々に付けたり、とアレンジができます。
<カチューシャ型>

付ける場所は限られてしまいますが、
かなり花のボリューム感があり印象的。
そしてとてもフェミニンな雰囲気。
<ちらし型>

一本づつの花をいくつか用意して、スタイルにあう
好きな位置に飾ります。
ヘアースタイルに左右されず、複数の色で2、3本づつ
用意して、挙式時とその後の写真ツアーや祝宴で、
入れ替えると、ヘアーのニュアンスを変えたりすることも出来ます。
個人的には、”花は本物”が好きなので、
生花ヘッドピースがお薦めです。
私も自身のウェディングには、もちろん
頭に生花を飾りました。
生花ヘッドピースも、ブーケ同様に
イメージ写真などを事前に送ってもらえば、
同じようなものを、現地で用意することもできます。

ただ注意が必要なのは、ブーケと違って、
ヘッドピースは小さくて持ちが悪い分、どんな花材や
デザインのものでも、希望通りにできるとは限らないということ。
大き目の花(オールドローズや芍薬)を使用した
ヘッドピースの作成依頼なども多々ありますが、
花の頭が大きすぎて、固定感が悪く、
ましてやこのNZの強い日差しの中、
外での写真撮影に耐えることができません。
雑誌ではキレイに見えても、実際は
シルクフラワーだったり、写真では見えないところで
大掛かりな固定ピンなどで留めていたりします。
雑誌の中の写真はあくまでも撮影用、ということを
留意した上で、実用性と現地での事情を踏まえて
なるべくご希望に沿うものを用意する、というのが
私達の基本です。
それでも、どうしても雑誌写真のようなヘッドピースが
良いわ~という場合、私は事前に日本で
シルクフラワーでご用意いただくことをお薦めします。
軽いですし、なんといっても、NZの日差しにも
ビクともしませんよね!
特に、長時間のフォトツアーや屋外での式の場合は、
その点は注意が必要です。
そうでなければ、生花ヘッドピースの花材は
なるべく現地のフローリストにお任せで。
上記写真のような小~中サイズのバラは、
とても耐久性があるので、一日くらいならば
全く問題なく、十分に頑張ってくれますよ。
ボタン・ホール
2007年08月13日
NZでは新郎の胸につける花を、
”ボタンホール(Button Hole)”といいます。
名前そのままに、スーツの襟部分の
”ボタン穴”に収まるような花一輪。

日本では、”ブートニア、Boutonniere"。
フランス語で、同じく”ボタンホール”の意味。
”Button Hole”はイギリス圏での呼び名で、
アメリカのウェディング雑誌などをみると、
”Boutonniere”と書いてあります。
有名な話ですが、
”昔、男性が女性に野の花を摘んで、求愛をした際に
女性がその”YES”の返事の意味を込めて、
花束から一本の花を取り、男性の胸に挿した”
のが、ボタンホールの由来と言われています。
ですので、基本的には女性のブーケの花材の中から
一本を使用するのが、ボタンホールだと思うのです。
しかし挙式後、あるカップルの方から、
”ブートニアが小さすぎると思う。”
というクレームを頂いたことがありました。
んん~、確かに日本のブートニアって
意外と豪華ですよね。

こんな感じ?
NZのボタンホールは、本当に花一輪。

NZのボタンホール・・・さみしい?
あんまり大きいと、コサージュと変わらなく
なってしまいます~>コサージュは基本的に
女性がつけるものですし・・・
あくまで、個人の嗜好の問題だとは
思うのですが、男性が身につける花は、
さり気なく、かつ小ぶりのほうが、
紳士らしくてすてきだと思うのです。
もちろん、大きい花(例えばガーベラなど)を使えば
一輪でも大きなボタンホールにはなるのですが、
たいては、ブーケに使用されることの多いバラを
使用するので、そんなに大きくはなりません。
NZでの挙式で特別リクエストの場合は、
”ボタンホール、大きめで”
と言って下さいね。
フラワーシャワー
2007年07月04日
昔々、子供の頃に観た外国映画に憧れて、
自分の式で絶対にやりたかったことのひとつでした。

式の後に、新郎新婦に祝福の意味を込めて投げる花びら。
きれいな色の花びらが、ひらひらと舞い落ちて来る様は
本当にすてきですよね。
英語では”Flower Petal”と呼びます。
(”Flower Shower”は和製英語?)
”Petal”は、古代ギリシャ語の”Petalon”(”薄い板”)が
語源で、”花びら”という意味。
確かにフラワーシャワーは、通常、バラの花びらを一つ一つ
剥がしたものを使います。
生花、またはフリーズドライどちらの場合もありますが、
NZでは生花のほうが、コスト的にはお手頃。

起源には諸説ありますが、古代ローマ時代にすでに
祝福、繁栄、子宝や豊作を願って、
新郎新婦に種や穀類を投げる習慣があったと
いわれています。
現在でも、ライスシャワーというお米を投げる習慣も
ありますが、ヨーロッパでお米を式に用いるのは、
東洋から伝導された中世以降のようです。
後に装飾的な意味合いも濃くなり、現在のような
花びらを投げるという習慣に変化していったのでしょう。
実際、挙式会場ではライスシャワーを禁じている
場所も多く、フラワーシャワーの方が一般的です。
(おコメに鳥がやって来て大変&その上を歩くと
転びそうで危ないですね・・・)
最近、日本ではフラワーシャワーの花びらの中に、
フワフワの羽を入れること(ウイングシャワー)が
流行っているようですが、NZにも
装飾用の羽が売っています。
白以外にも、パステル色の羽もかわいいですよ。
ブーケの話 Ⅲ
2006年08月17日
ブーケに関するNZウェディングのサイトで、花言葉
を見つけました。

例えば・・・
アマリリス プライド
アイリス 約束
ジャスミン 親愛
フリージア 信頼
水仙 尊敬
ガーベラ 秘めた愛
ユリ 純潔
蘭 思慮深い
芍薬、ぼたん 幸福な結婚
バラ 愛
チューリップ 愛 幸運
こういうのは世界共通?
日本の花言葉と、一緒なのでしょうか??
ブーケの話 Ⅱ
2006年08月09日
式の後、ブーケの行き先は様々。

NZご滞在中、ずっと持って旅行される方。
ゲストの中に独身の女性友人、または姉妹がいる場合、
式や祝宴の後にプレゼントするというケース。
貰った方は、嬉しいですよね。
ブーケは女性にとって、永遠の憧れ。
(そんなことないですか?)
以前たまたま、式当日が誕生日だった女性ゲストがいらして
前日、新郎新婦様から、
”祝宴でビックリさせたいので、小さなケーキか
何か用意して貰えますか?その際に、私のブーケを
彼女にプレゼントしたいと思います”
というお申し出がありました。
当日、祝宴も終盤、突然”Happy Birthday”の大合唱と共に、
ロウソクのついた小さなケーキが、彼女の目の前に
運ばれてきて、新婦様がブーケを渡された時
ご当人は、それはそれはビックリ&大喜び!
その後、お一人様分のプチ・ケーキを美味しそうに
召し上がっていました。
女性を喜ばすには、”美しいもの”&”美味しいもの”が
一番ですね、男性諸君。

”旅行中、持ってまわれないから”、という理由で
私がブーケを頂くこともあります。
例え既婚でも、例え何回頂いたとしても、
毎回毎回、とっても嬉しいものです。
さっそく家に持ち帰って飾りますが、店で買う
切り花と違い、持ちが良いのに本当に驚かされます。
ブーケ用の花は新鮮で、しっかり水上げがされているのでしょうね。
男性でも、花を貰ってまんざらではない時があります。
式にお父様が参列される場合、胸に飾るボタンホールを
用意してあげると、大変喜ばれます。
特に花嫁の父は、当日、新郎新婦に次いで特別な存在。
張り切っているお父さんも多いはずです。
(私の父はそうでした!)
そんな時に、”お2人からです”といって
ボタンホール(下記写真)を付けてあげると、感激もひとしお。
ドレス姿の娘からお父さんの胸に付けてあげる、なんていう演出も
バカバカしい、と言わず、ぜひいかがですか?

”今日は、お父様も主役の一人ですからね”
そう言われて、嬉しそうな顔をしない人はいません。
もちろん、お母様に同じような装飾花
(ナチュラルスプレー、またはコサージュ)を用意するのも
良いアイディアです。
ブーケの話 Ⅰ
2006年08月03日
今日、ガーデンセンターに
パンジーの苗を買いに行ったら、レジで
ダン・カーター(ラグビー選手&下着モデル!)似の
お兄さんから、フリージアの花束を貰っちゃいました!
と、いうのは半分夢で、花を貰うには貰ったのですが
くれたのは、赤ら顔のおじさんで、その際の言葉も
”グッダイ!調子どう?
なんだか寒いねえ。おっと、この花束、
売れ残りだけど持ってってくれよ。はいよっ!”
ってな感じでした・・・
それでも、とにかく花を貰うのが大好きな私は
一日とてもHappyに過ごしましたけど。
*******************************************
NZで人気のあるブーケの花材は、日本と変わりません。
例えば、バラ、ユリ、カラー、ガーベラなど。
挙式に相応しい気品があって、持ちが良い(これ重要!)
というのが大きな理由です。
日本で人気のユーチャリス

は残念ながら、こちらではほとんど扱っていません。
スタイルは、ラウンド型(丸型)が主流。

どんなドレスにも合い、体型も選びません。
小柄な日本人女性が、大きなカスケード型(滝型)を
持つ時には、全体のバランスを考慮した方が
良いかもしれません。

NZ人の挙式では、色ブーケが主流です。
それも、ピンク、赤、オレンジなど、ハッキリした色彩を
好む傾向にあります。
ドレスとのコントラストを考えると、
白よりはカラーの方が、ブーケが際立つことは間違いありません。
個人的にも、個性豊かなカラーブーケは大好きです。


白を基調に、パステルカラーをすこし
取り入れるのも良いアイディア
私自身、挙式用の花は、CHCのフローリストに
お願いしていますが、日本人の好む傾向とスタイルを、
よく理解してくれる所にお願いしています。
例えば
*サイズは、(体格の関係で)若干小さめに。
*ニュアンスとしては、”派手&ゴージャス”(NZ人好み)というよりも
”可愛らしい繊細”なイメージで。
*菊の花は絶対に入れない。
といったようなことが重要ですね。

キュート!ガーベラのラウンド・ブーケ
色を、赤、ピンク、オレンジ、クリームなどにしてもGood。
ウェディング小物 "Ring Cushion"
2006年04月21日
”リング・ピロー”です。

挙式当日の見せ場が少なく、目立たないのですが
ないと困るアイテムの一つではないでしょうか?
自分の結婚式の時には、すっかりその存在を
忘れていたため、ピロ-なしで指輪交換をする羽目になり
本番当日、挙式執行人が指輪を主人に手渡す時に、
思いっきり地面に落としてしまい、
ゲストの失笑を買ってしまいました・・・
なんとなく、縁起が悪いですよね。
色々探しているのですが、残念ながら
NZには、素敵なリングピローがあまりないのです。
NZで挙式する方の中には、日本からお持込になる
ケースも多く、いつもその素敵なデザインやスタイルに
感激します。
”リングピロー”色々



ついでにもう一つ、指輪関連で。
新婦様からよく頂くご質問で、
”式の時に婚約指輪はどうしましょう?”と聞かれます。
指から外しておいた方が良いでしょう。
当日は、事前に介添え等に渡しておき、
式後に結婚指輪と一緒に重ね付けするのが
ベストだと思います。
ウェディング小物 "Bomboiere"
2006年04月10日
今週の小物は、”引き出物”または”引き菓子”です。
ウェディングの時に、ゲストに渡すギフトのことを
NZでは、"Wedding Bomboiere"と呼んでいます。
小さなお菓子を、パーティー会場のゲストの各席に
置いておき、それをお持ち帰りいただくケースが多いです。
伝統的なものは、日本でも流行のドラジェ(砂糖コーディングのアーモンド)。
各ゲストに渡すのは、通常5つ(または3つ)の奇数で
これは奇数が割り切れないことから、二人の結婚が
離れたり別れたりしないように、という願いが
込められています。
それぞれ5つのアーモンドには、下記のような
個別の意味も込められています。
*健康
*富
*幸福
*多産
*長寿
クライストチャーチで、上記のようなドラジェ、または
引き菓子が購入できるお店。
"The Fudge Cottage"
http://www.thefudgecottage.co.nz
アートセンター内にある、手作りファッジの店。
個人的には砂糖過多で苦手ですが、
ある意味、ファッジもNZらしい引き菓子ですかね。
自分の結婚式の時には、ここでチョコレートを
ギフトバックに詰めてもらい、ゲストにお渡ししました。
チョコレートに、2人のイニシャルも入れてくれます。
私の母は、このチョコレートを、”記念だから”と言って
ずっと冷凍庫で保存しています。
(いつかは食べるのだろうか?)
"De Spa Chocolate"
http://www.despa.co.nz/

ベルギー人職人が作る、手作りチョコレート専門店。
クライストチャーチに、その工房と直営店があります。
個人的に、記念日やその他イベントごとに贈り物を
する際には、このお店を愛用しています。
ラッピングペーパーやリボンの種類が多く
自分で選べるのが好き。
チョコレート1個から、ばら売り可で、
自分で好きなチョコレートを選んで、ボックスに詰めて
貰えます。
ウェディング小物 ”A Horse Shoe”
2006年03月28日
"A Horse Shoe ホース・シュー"は、その名の通り、
お馬さんの靴、つまり馬の蹄鉄です。

NZでは結婚式の際、ホースシューは幸運を呼ぶ
アイテムとして、上記のようなアクセサリーを
新婦にあげることがあります。
私もこれに習い、前回ご紹介した妹の結婚式の際、
このホースシューを、私の息子から妹に渡させました。

息子がなかなか手放してくれなくて、
妹曰く”私がむしり取った”とのこと・・・ありゃりゃ
実は今回、妹にプレゼントしたこのホースシュー、
4年前の私の結婚式の際、義理の姪が
私にプレゼントしてくれたものです。
ずっと取って置いたのですが、妹に”幸せになってね”の
気持ちを込めて、今回はバトンタッチをしました。
妹に子供でもできた暁には、また別の誰かに
バトンを渡してくれるといいな、と思っています。
ネットで見ると、日本でもこのホースシュー、
だいぶ知名度が上がってきているみたいです。
購入も簡単。自分で手作りしてみるのも良いかも。
ホ-スシューの由来は、はっきりしていないようですが、
古代ギリシャの時代には、ホースシューのU字型が
多産を象徴する三日月に例えられていたと
言われています。
10世紀頃には、ホースシューのU字型に、
悪魔を追い払う力があると考えられ、
それが現在では幸運を呼ぶシンボルに
繋がっているようです。
U字に幸運が収まる、という意味合いのものなので
ウェディングの際に、逆さに持ってはいけない、
とも言われます。
逆さにすると、幸運が落ちちゃいますものね。
プリザーブ・ブーケ
2005年10月26日

プリザーブ・ブーケは、花をドライフラワーにして
半永久的に、保存できるような状態にするブーケのことです。
最近人気がある、日本のプリザーブブーケとは、
NZの場合はちょっと違う意味あいのものです。
日本のプリザーブは、限りなく生花に近い雰囲気、
NZのプリザーブは、ドライフラワーです。
ドライフラワー用の乾燥機に入れて、乾かすだけで
1週間かかります。その後、額に入れたりするデコレーションを
施し、完成までには2週間です。
実は、個人の自宅で、オーブンなどを使用した
ホームメイド・ドライブーケを、作れなくもないのですが、
クライストチャーチ郊外、田園地帯にある
このドライフラワー専門デザイナーの工房には、
専用のドライヤーがあり、花の色落ちや型崩れが
ほとんどなく、美しい状態でドライフラワーを作ることができます。
もちろん、どんな花でもドライフラワーにできますが、
ユリなどよりもバラの方が、また白よりも色の濃い花の方が
乾燥させた時の仕上がりは、より一層きれいです。
挙式日の花嫁の象徴でもあるブーケを、額に入れて
永久保存する、というのは、やはり女性にとっては
特別な思い入れがあるものなんですね。
ちなみに、NZではブーケトス
(花嫁が未婚の女性ゲストに対してブーケを投げる、というあれです)
は、あまり一般的に行われていないのではないでしょうか?
ケチというわけではないでしょうが、人にあげるなんてもったいない!と
NZ人が、思っているかどうかは不明ですが・・・






